著者が自ら語るように小説を読んでいるのに、さも映画を見ているような錯覚に落ちるが如く展開されていく物語です。
また物語にスピード感があり、ページ数に反してさらっと読み進めることが出来ました。
物語的には設定に少々の現実味は欠けるものの、軽いSF物のようでもあり、歴史ミステリーのようでもあり大変面白い物語だと感じました。
しかし、タイトル等の「モーツァルト」に惹かれて読み出した部分があるため、モーツァルトの部分があまり思った以上に描かれておらず少し残念でした。
モーツァルトに関しては、物語中盤あたりで彼の活動に関し少し深く触れられている他、物語全体で軽く広がっている程度だったので、モーツァルトの部分を期待されている方には少し物足りなく感じるかも知れません。
ですが、物語は面白くさらっと読めたので満足してます。