内容(「CDジャーナル」データベースより)
これは珍しい!#ヴァイオリン4台用の曲を二つも収録。1(全10曲)、2(全7曲)いずれもキャトル・ヴィオロン自らの編曲による。同団は邦人二名を含むオリジナル楽器による演奏団体。音色はいささか金属質で好みの分かれるところだが、演奏は良好。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
その名のとおり、4本のヴァイオリンのアンサンブル。コンサートマスターのヒロ・クロサキ以下、レザール・フロリサンのメンバーで結成した“キャトル・ヴィオロン”のデビュー・アルバムだ。モーツァルトもラモーも、二重奏に編曲されたものを基に四重奏にアレンジしているが、これが絶妙。ヴァイオリンだけだと上へずりあがって聴こえそうな気がするが、その高めの音域によってむしろ清新で清澄な響きを得た。同じ楽器であるためにハーモニーもよく溶け合い、それが温かで豊かな音楽空間を作り上げている。特に「魔笛」では、アリアの数々を慈しむように楽しむように、そして時にはユーモアも交えながら4人の呼吸がぴったりと合った、上質のエンタテインメントとなった。一方ラモーの方は、古楽系の室内楽らしい、優雅でブリリアントなアンサンブル。“低音の欠如”によって、逆に新しい方向性を示してみせていることでも、一聴の価値のある一枚。 (堀江昭朗) --- 1999年12月号