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40 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分自身の生き方を見つめ直すきっかけに・・,
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レビュー対象商品: モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD] (DVD)
「チェ 28歳の革命」の試写会を見た影響で、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見ました。この映画では、チェがキューバ革命を起こした「根本的な要因」を学ぶことができます。弁護士一家に生まれ、医大に通うエリートであったエルネスト・ゲバラ。彼は『本だけで知っていた、南米諸国を見て回りたい』と、南米大陸横断の旅を決意します。書籍を読んでいないため詳細は分かりませんが、この時点でゲバラは「貧しい人々を救う」という意識を持ち得ていたのかも知れません。 バイクに、寝袋や食料を詰め込んだものの、ほぼ体一つで南米の旅へ。便利な生活に慣れている私は、「夏服と冬服はどうするんだ?」「風呂は?洗顔は?」「体調を崩したら?」などと心配をしてしまいました。 道中では、チリの寒い雪山やら、牛が歩く田舎道など、想像もつかない環境が現れます。何回もバイクで転倒しながら、それでも突き進む2人。詳しい描写は映画に譲りますが、この体験が、体一つでメキシコからキューバに乗り込み、ゲリラ戦を展開する発想を生み出したのかもしれません。 映画の前半では、旅の辛さや、2人の人間関係にスポットが当てられていました。そして、ペルーに入国する後半からは描写も急展開し、「貧しい人々への共感」がテーマとなっていきます。象徴的なのは、「地上げ屋に自らの土地を追い出され、共産主義だからと警察に追われ、やむなく銅山での危険な労働に飛び込む夫婦」との出会いです。やや、突然現れた感はありましたが、ゲバラの意識変化がひしひしと伝わった瞬間でした。その夫婦、正確には夫は、銅山での仕事を手にするのですが、その雇用者の態度があまりに横柄。彼にに対してゲバラは怒りをぶつけます。『喉が渇いているのだから、水くらいあげたらどうだ!』。そして彼は、自らの全財産(彼女から買い物を頼まれたお金、しかし彼女には別れを告げられたはず)である15ドルを手渡します。(後に判明) その後の道中では、地上げ屋に土地を追い出された貧しい人々と「これでもか」というくらい遭遇します。彼らが共通して言うことは、『私達は団結している。少数だからこそ団結する。』キューバ革命への伏線として用意された発言でしょうか。他にも伏線はありました。マチュ・ピチュにて、『革命を起こしたい』・『銃がない革命は無理だ』と口にするのです。ペルーの貧しい、哀れな人々が、ゲバラに対して「体制打破への想い」と「武力闘争という現実的な選択肢」を与えたのでしょうか。共産主義への是非は別として、人々の為にここまで震え上がることの出来るゲバラを、本当に尊敬した瞬間でした。(私は今まで「自分の為に」「自分の成功を」とばかり考え、近視眼的に自分のメリットを追求して生きてきました。そんな私の人生には、「人々のために、誰かのために」という視点が欠落している。時代が違うとはいえ、どうしてここまで考えが及ぶのでしょうか。) 続いて、ペルー市街での知り合いの医師を経由して、ハンセン病の人々が療養する地域へと足を運びます。この頃のゲバラは既に、「貧しい人々を何とかして救いたい思想家」となっていました。ここも実際の描写を見て頂きたいのですが、「手袋をつけないシーン」や「アマゾン河を渡るシーン」に表れています。特に、誕生祝いの席での発言は、「革命家チェ・ゲバラ」そのものでした。 『意味なく分断されているが、南米大陸は一つの多民族国家だ。皆さんの代弁者ではないが、何か出来ることがあると思う。』(フレーズがうる覚えですが、趣旨はこういったものでした) この時点で既に、「貧しい人(労働者階級)vs富める人(資本家階級)」、「貧しい国(南米諸国)vs富める国(欧米諸国)」という図式は描かれていたのでしょう。恐らくゲバラは【1】「富める人で、貧しい国」に生まれたからこそ、ゲバラ足りえたのだと思います。【2】「貧しい人で貧しい国」なら何も出来ません。【3】「富める人で富める国」なら問題意識を持たないでしょう。【4】「貧しい人で富める国」ならば、自分の成功を目指して突き進むのではないでしょうか。そう、それが「アメリカン・ドリーム」です。自分の生活はそれなりに豊かである。それは家庭環境もあるし、高い教育を受けたおかげで、自分も豊かな生活が送れそうである。しかし周りを見渡してみると、教育すら受けられず、生まれながらにして貧しい人生を決定付けられた人がいる。『人の役に立ちたい』と何度も口にするゲバラからしたら、不甲斐無くて仕方がないのでしょう。 自分の人生について、本気で考えさせられる映画でした。 チェ28歳の革命・チェ39歳別れの手紙も、是非鑑賞してください!
34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
★すばらしい旅★,
By グッズとしてのゲバラ、のみでした。 南米のロードムービーと言うこともあり、旅好きなので 何の気なしに見に行きましたが、すばらしい作品。 今まで見た映画の中でも1,2を争います。 医学生だったエルネストは、年上の友人、アルベルトと共に、 エルネストのすごく人情にアツイ姿にはココロ打たれます。 自分も何か、行動に出たい。旅に出たい。
20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一つの作品が示す限りない可能性。,
By ha-zakura "葉桜" (東京都) - レビューをすべて見る 広大で美しく(美しく撮れ過ぎているのはR・レッドフォードだから?でもこれも映画的には良し。)抗い難い南米の大自然に圧倒されたと思ったら、旅先でほんの束の間の時を共にする人々との時に暖かく、時に辛く、時に哀しい現実・・静かな映像ですが息つく暇も無く画面に魅入ってしまう。 特にガエルの演技は「静かで抑揚に乏しい」という捉え方も出来るかと思いますが、「天国の口終わりの楽園」等の演技とは180度違った考え深く、感じやすい心を持った一人の青年を演じているのには驚かされた。演技派としての境地を開拓したと言っても言い過ぎでは無い。 また、味のある友人アルベルト、彼がシリアスでドキュメンタリー調になりがちなこの映画を上手に締めている。 ラスト、ハンセン病患者の療養所を離れる時感じたのは生ぬるい感動だけではなかった。今の南米大陸はどうなっているの?ゲバラはどうして短い生を駆け抜ける事となったのか?三回鑑賞した後、ゲバラの日記を読んだ。南米の過去と未来、今の私には遠すぎるテーマではありますが、この一本の映画が「知らないという事の悔しさ。知りたいという強い探究心」を駆り立ててくれた。 映画にはこんな力もある。 濃い人間ドラマを求める方にはお勧めは出来ませんが、娯楽に終わらず、その先に進む力を与えてくれる作品はそうは無いです。これが米国関与の作品である事も価値ある事かと。文句無く★5つ。
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