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モンテヴェルディ 聖母マリアの夕べの祈り (1610)
 
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登録情報

  • 演奏: アントネッロ&ラ・ヴォーチェ・オルフィカ
  • 指揮: 濱田芳通
  • 作曲: モンテヴェルディ
  • CD (2007/10/5)
  • ディスク枚数: 2
  • レーベル: ANTHONELLO MODE
  • ASIN: B000X3FDYM
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 180,415位 (音楽のベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

2007年目白バロック音楽祭で早くも伝説化したライヴ。満場の東京カテドラルの豊かな残響のもと、ユニークな独唱陣、最大編成のアントネッロでのぞみ曲を知り尽くした合唱団による即興性に溢れた演奏は、聴衆を同音楽祭史上最大に沸せました。

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2007年、目白バロック音楽祭のオープニングコンサートのライヴ盤。
このディスクは、何よりも会場の東京カテドラルのしっとりとした響きが堪能できることが素晴らしい。残響の豊かさはまるで夢のようだ。とはいえ、演奏者たちの技量がなければ、それも相殺あるいは台無しにされてしまうであろう。
現に、同会場で評者はコープマンの『マタイ受難曲』を聴いたことがあるが、そのセカセカとした音楽に一つも心を動かされなかった。

本ディスクでは、演奏者たちがしっとりとした響きに心を通わせ、この世紀の名曲に全身全霊打ち込んでいることがわかる。しかも、外見は静謐な燠火のような熱情でなければ、この曲は死んでしまう。指揮者やソロのパート、合唱のそれぞれが、あふれ出す情熱を心に秘め、あくまで凛とした響きを紡ぎだしている。それらは「マニフィカト」に入ってからは一層顕著だ。

名盤とされるユルゲン・ユルゲンスやシュナイト盤、最近の鈴木雅明&コレギウム・ジャパン盤など、おそらく現在の流通事情が許す限りのディスクを評者は聴いてきたと思うが(全てとは言えないだろうが)、そのなかでも本ディスクは屈指のものだと思われる。
それぞれの楽章に感銘を受けたが、ことにマニフィカト「飢えた者を・・・」の清澄、深甚な響きには参った。

豊島区目白がバロック音楽で町興しをしているとは、テレビのニュース番組で聞いたことがあったが、これほどの高水準のプログラムを用意しているとは・・・。
目白と言えば田中角栄の錦鯉くらいしか思い出さない関西出身の評者は、その不明を深く恥じ、このディスクの演奏者たちに満腔の敬意を表したい。
錦鯉の原色の多彩さとは対極にある、本物の祈りの音楽であった。

(念のために付言するが、評者はこのディスクの関係者とは縁もゆかりもない。)
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個性爆発! 2011/4/19
2007年の目白バ・ロック音楽祭のライブ録音。
ほとんど同じ演奏者・同じ会場で2005年にも録音した番があるが、こちらの2007年版の方がより各演奏者の個性が前面に出て、かつ融和しあい、アンサンブルとして非常に整った演奏になっている。

テンポ設定や楽器の扱いに他のヴェスプロには見られない個性が現れているのは指揮者の濱田氏の徹底した研究と、卓越した感性のたまものでしょう。
また情熱的な指揮者の棒もあって、祈り、というよりは祝祭に近い躍動感があるのも特徴。「Laetatus sum」の通奏低音はまるでジャズだ、とは公演パンフレットからの引用ですが、僕自身は非常に気に入っている演奏解釈です。

しかしこのディスクをもっとも個性的にしているのは、なんといってもテナーソリストの七条信明さんの存在でしょう。
全くクラシックの声ではなく、ラテン語の発音もほとんごカタカナに聞こえてしまうし、ポルタメントたっぷりの歌い方は、これまでのバロック音楽のソリストの基準からは到底考えられないものです。
しかし逆に、それが非常に良い!
七条さんは中世音楽からロック、ポップス、民謡、演歌までなんでもうたうヴォーカリストですが、このヴェスプロの演奏では、様式感なんかよりも歌い手自身のあふれ出る表現への情熱がダイレクトに伝わってきます。とにかくアツい。
ソロの「Nigra sum」、男声三重唱の「Duo Seraphim」は、七条さんのソロにハマってしまうと、なかなか他の録音では満足できなくなってしまいます。

このほか、チェンバロの西山まりえさんも素晴らしい。声楽ソリスト陣も、型にはまらない自在かつアクティブな歌唱で、この400年も前の作品を「いま」の音楽として演奏しています。
こういう演奏もありうるから、古楽ってのは本当におもしろいですね。

モンテヴェルディのヴェスプロは結構聞いてみましたが、名盤の一つとしていいんじゃないでしょうか。七条さんのソロを聴くだけでも価値ありです。
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