本屋で見かけた「モンタナ・ジョー」ですが、これは、以前宝島社から出ていた「モンタナ・ジョーの伝説」を加筆したものだそうだ。そういう日本人がいたということは、なにかの記事で読んだことがあったので、詳しく知りたいと思いすぐに購入した。これは実際にマフィア社会でドンになった日本人の話である。このモンタナ・ジョーは父に反発して家に飛び出すと、ポーカーのいかさまを頼りに渡世を送っていく。そして、博打場で知り合ったマフィアに気に入られモンタナ・ジョー自身もマフィアの世界に足を踏み入れる。少年時代のエピソードは、まるで「麻雀放浪記」を描いた阿佐田哲也のよう。モンタナジョーはマフィアの首領にのし上がって行く。つぎつぎに語られるマフィアの抗争の場面は手に汗握りながら読んだ。最後にはマフィアの情報を国家に売ってしまうことでマフィアに付け狙われるが、これもモンタナ・ジョーのある信念による選択だった。興味深く、とても面白い本だ。