『「怪獣特撮映画」で聴く流行音楽の移り変わり』
本盤は、怪獣映画、恐怖・SF特撮映画の音楽のCDですが、その選択基準は、通常の映画作品をテーマにしたものではありません。
映画に登場するキャバレーやクラブ、ホテル、ゴーゴー喫茶、ラジオなどで流れる音楽や、
映画音楽の中でも、その各時代の『当時の最新の流行を色濃く反映した音楽』を特に集めた、マニア向けのコンピレーション・サントラCDです。
収録作品名を見ると、怪獣映画では大看板の「ゴジラ」「ガメラ」「ガッパ」「ギララ」が勢ぞろい!+「フランケンシュタイン対地底怪獣」、
加えて「液体人間」「電送人間」「ガス人間」「マタンゴ」の東宝変身人間シリーズと素晴らしいラインナップ!
各作品の作曲家も、伊福部昭、佐藤勝、宮内國郎、いずみたく、菊池俊輔、眞鍋理一郎、とそうそうたるメンバーなのですが、
CDの目的が各作品の映画音楽にあるわけではないので、有名なテーマ曲などは一部の曲だけで、大多数がテーマ曲集やベストアルバムでは選曲されない曲ばかりです。
曲の構成としては主に前半に、ラジオ、キャバレー、クラブなどの曲、中盤以降に、怪獣映画本来のメロディが入った曲に移り、
佐藤勝版ゴジラ、メカゴジラのテーマのジャズ、大巨獣ガッパ の歌、ガメラマーチインストへ続き、
とどめは「かえせ!太陽を」の歌(ゴーゴーバー・ヴァージョン)、富士山麓100万人ゴーゴー音楽「俺たちのエネルギー」、眞鍋版ゴジラ、ゴジラが鳴いて終了します。
ムード音楽、ビッグバンドジャズ、エレキ、GS風、ゴーゴー、実験音楽風というように時代とともに変遷していく様を聴くことができ面白いです。