都内の某書店で山積みにされていたので買ってみました。
これがホントに大当たり!
ライターの蒲田と服役囚の詩子、塀の外と内でふたつのストーリーが同時に進行していきます。
作者の思い描く「悪女」像が通り一遍でなく、ものすごく立体的です。
作品を通して、読者それぞれが違った「悪女」を思い描くんじゃないかな。
読み終えて、人はだれでも善悪の狭間に生きてるんじゃないかと思った。
あと、作中に流れる空気がいい!
昭和の毒々しさや懐かしさが伝わってくる。
登場人物や事件のモチーフが分かるとよけいに深く入りこめる。
当時を知らない人も、ノンフィクション的な楽しみ方ができる。
読み終えた後に、作者のデビュー作「きょうの私は、どうかしている」も買ってみました。
こっちは現代的で身近な恋愛短編でした。
女性の読者が多いみたいだけど、
男の俺にもかなり胸に迫るものがあった。
アラフォー女性のリアルが包み隠さず描かれています。
雑誌の恋愛特集や恋愛指南書なんか読むより、よっぽど女の本音が分かった。