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モンゴル襲来と神国日本  ~「神風伝説」誕生の謎を解く (歴史新書y)
 
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モンゴル襲来と神国日本 ~「神風伝説」誕生の謎を解く (歴史新書y) [新書]

三池 純正
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

世界最強軍を壊滅させた「神風」は本当に吹いたのか?
日本・元・高麗・南宋の史料から見えてきた意外な事実とは・・・

内容(「BOOK」データベースより)

敗北が決定的といわれた2度にわたるモンゴル襲来は、暴風雨と台風によって敵軍は壊滅し、「国難」を救った。その後、日本は「神国」だからこそ「神風」が吹いたという伝説が生成した。遠征軍は確かに暴風雨と台風により大被害を受けたが、日本軍が戦争に勝利したわけではなかった。一時的に幕府北条氏や「調伏祈祷」した寺社勢力が「神風伝説」を喧伝して力を持つが、皮肉なことに鎌倉幕府の崩壊を早める原因にもなった。

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2010/6/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862485839
  • ISBN-13: 978-4862485830
  • 発売日: 2010/6/5
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By SaKz
形式:新書
文永・弘安の役におけるモンゴル軍側の分裂した内情や
幕府・朝廷の無為無策ぶりが詳しく紹介されている。

何かの条件がひとつ違っていれば、九州の前に一斉攻撃を受け
阿鼻叫喚と化した対馬・壱岐のような状況が
九州から始まり全土に広がっていたかもしれない。
まさに偶然の幸運と言えるが、それには水際でモンゴル軍を食い止めた
九州現地の御家人たちの人並みならぬ決死の戦いぶりがあってこそだろう。

「異国調伏」を祈祷しただけで、戦後真っ先に恩賞を手にした寺社、
幕府に命令されて来たものの働こうとしない応援の御家人…
何やら現代に共通するような、現実社会の矛盾や滑稽さも浮かび上がる。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
プロローグ等を除いた本編の第一部が文永の戦い、第二部が弘安の戦い、第三部が「神風伝説」誕生の舞台裏を扱う。公家の日記を含む日本側のものは勿論、高麗史、元史日本伝等の史料や水中考古学の成果(弘安の戦いで吹いた風の速度までわかるのに驚く)をベースに、合理的な推理を交えて描く文永・弘安の戦いの実相が面白い。遠征軍の構成・作戦・日本側の防御体制等において、2つの戦いは随分異なる。両方の戦いで遠征軍は暴風雨に遭うのだが、戦いの帰趨を決める点で2つの戦いでの暴風雨の重みは異なる。共通するのは、多民族混成軍である遠征軍の中での不協和、モンゴル人の海に対する恐怖、モンゴル人に遠征の準備等をさせられた高麗や南宋の民の苦しみと厭戦気分、日本側の下級御家人の奮戦、多くの御家人が無関心だったこと、および神頼み。

幕府・朝廷・武士が一体となって国難にあたったとされるが、各々の事情・思惑があったことの解説は興味深い。そして遠征軍の事情を知らない日本側の勘違い・思いこみに端を発する神風伝説・神国伝説誕生。日本人の精神を呪縛し続けた伝説の起源を知ることができる。

なお、幕府崩壊が早まったことの説明がないように思う。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By わに
形式:新書
鎌倉時代の「蒙古襲来」。
読んで行くうちに、ものすごい事件だったことに改めて気づかされる。
それなのに、日本の対応はおそまつ…著者は幕府にも朝廷にも武士にも容赦せず、淡々と政治能力のなさを暴いて書き出していく。
読んで行くうちに日本のレベルの低さにどんどんがっかりする内容なので(笑)、偉人伝とか歴史の明るい話が好きな方にはお勧めしないが、史実に興味がある人には色々な発見があるのでお勧め。

今の「島国日本」があるのは、鎌倉時代の政治レベルの低さにも関わらずたまたま偶然が重なって侵略されなかったからで、
偶然がなければ、今頃は中国南方人との混血が進んでいるか、中国か韓国の一部だった時期があったんじゃ…と思わせられた…。
それにしても、本当にすごい偶然が重なったんだなぁと思う。

「国難」を認識できていない、なかなか国としての方針が決められない、閉鎖的で場当たり的な対応、幕府や朝廷は事件を利用し権力闘争に明け暮れ、「神風」という都合のよい解釈とそれをめぐっての寺社は恩賞主張…。
なんかこれって…「福島第一原発」の問題に立ち向かわねばならないはずの政府や自民・民主や東電の連日のニュースを見てると、デジャビュ感を覚える。。。
こちらも国難を乗り切れる偶然が重なってほしいものだが…。
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