モルモットはハムスターほどではないがそれなりに愛好家も多く、ネット上にも飼い方情報は
あふれている。しかしそれらはネット情報の常として玉石混淆であり、「玉」を見分ける目が
必要とされる。それはモルモット初心者にはやや難しい。
その点、本書は著者が獣医師であるだけのことはあって、生物学を学んだ者として読んでおか
しな点は何一つなく、信頼に値するものと思われる。動物としての性質から詳しく書いてあり、
文章も分かりやすく、「モルモットのリファレンスマニュアル」として全ての飼い主の手元に
置くのにふさわしい。
病気のことなどちょっと怖い内容もあり、職業人としての冷徹な視線による記載を快く思わな
い人もいるかも知れない。しかし事実は避けて通れないのだから、直視する勇気を持つべきで
ある。それができない人にペットの命を預かる資格があるとは思えない。そういう意味でもモ
ルモットを飼う人にとってこの本は必読である。