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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
最後の驚きには有無を言わせないが、海道作品しては静かすぎ?,
By CheyneWalk (英国ロンドン) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: モルフェウスの領域 (単行本)
これまでの海道作品は、現実的にある医療行為の延長線上にいつもあったと思う。それが、驚くべきスキルであったり、思惑であったりして読者をいつも楽しく翻弄させてくれた。 今回は、若干、人物設定に光が見当たらなくて、静かすぎるといっていいほどの印象を受けた。 せっかく登場したバチスタ以来の高階院長や田口医師などのいつもの面々も何のためにでてきたのかよくわからなかったのでもったいない。 この本の医学的なテーマになっている、 コールドスリープとは技術的にどのくらい可能なのかもっと知りたい。若干現実味にかけてしまう。 そして期せずして、コールドスリープを選択をした彼女の真意をもっと掘り下げて知りたかった。 しかし、やっぱり海道作品、一気に読ませてもらいました。そして、コールドスリープ中の男の子を管理する主人公の女性の葛藤や繊細な気持ちの動きの描写は見事でした。 でも今度はもう少し、’血の通った’お話を期待しています。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「眠り」の未来は医療か教育か、気になる,
By
レビュー対象商品: モルフェウスの領域 (単行本)
題名がいい、表紙がいい、実に好み。そして、「モルフェウス」という言葉の響きがいい。文学、神話の趣き。 更に「領域」と来ましたか。科学的な分析の香り。 ファンサービスに手抜きはないと言える、海堂作品のカメオ出演が実に憎い。 大人のファンをも、そして中高生から小学生までのファンを増やしたと言われる、 『医学の卵』との抱き合わせ作品とも言える。 『螺鈿迷宮』の色彩をわずかに引き継ぎながらも、良質のSFの魅力も。 主人公の「涼子」さんにいたく心惹かれる。 その知性、母性、女性性の彼方に自分の理想を垣間見た。 自分自身がこういう生き方に憧れているとも言える。 厚労省から文科省に話が飛んだ時点で、「ゆとり教育」批判の新しい形かとさえ一瞬思った。 騒いで勉強しない連中は眠らせて学ばせよ、と。それは冗談として、 実に楽しめる仕上がり。 ストレートな続編が欲しいけれど、難しいだろうなあ・・・。
5つ星のうち 4.0
伏線,
By
レビュー対象商品: モルフェウスの領域 (単行本)
アフリカでの医務官にもう一度あえるかもしれないという伏線を最後まで待ちましたが、結局何もありませんでした。 心理ゲームのような会話は楽しめましたが、少々くどい感じは します。官僚の規則一辺倒(我が身大事)なところは作者も経験されている のか?よく表現出来ていました。 ラストは少々もの足らない感じがしましたが、ここ数年 読んだ中では中だるみなく最後までいっき読ませてくれる 秀作だと思います。
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