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モルフェウスの領域
 
 

モルフェウスの領域 [単行本]

海堂 尊
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

モルフェウス――眠りを司る神。未来医学探究センターに勤める涼子は、コールドスリープによって眠る少年・佐々木アツシをそう名付けた。「彼」が目覚めるとき、医学界、法曹界には様々な問題が立ちはだかる……。

内容(「BOOK」データベースより)

日比野涼子は桜宮市にある未来医学探究センターで働いている。東城大学医学部から委託された資料整理の傍ら、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年・佐々木アツシの生命維持を担当していた。アツシは網膜芽腫が再発し両眼失明の危機にあったが、特効薬の認可を待つために五年間の“凍眠”を選んだのだ。だが少年が目覚める際に重大な問題が立ちはだかることに気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する―“バチスタ”シリーズに連なる最先端医療ミステリー。

登録情報

  • 単行本: 261ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/12/16)
  • ISBN-10: 4048741535
  • ISBN-13: 978-4048741538
  • 発売日: 2010/12/16
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 63,238位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
海堂尊『モルフェウスの領域』(角川書店、2010年)は人工冬眠をテーマにした小説である。『ナイチンゲールの沈黙』の後日談になる。『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』に登場した曽根崎伸一郎が社会的に重要なポジションに位置する。

『モルフェウスの領域』で初登場の日比野涼子も、過去に『ジェネラル・ルージュの凱旋』で描かれた事件と関わりがある。涼子が子どもの頃に出会い、大きな影響を受けた医務官は『ブラックペアン1988』に登場した外科医を連想させる。

過去の作品の設定を利用して物語を構築する桜宮サーガの豊かさが本作品にも表れている。自分の過去の作品を大切にすることが新たな作品を生み出すことになる。焼け野原から経済大国にしてしまうような前に進むことしかできない非歴史的な発想はクリエイティビィティの対極である。

モルフェウスが人工冬眠中の前半は展開がゆっくりしている。それでも、すぐメールを返信してくる相手に、わざと時間をおいて返信するなど静かな戦いが展開される。社会問題になっているメール依存症患者はメールの返信速度を競い、壊れた日本語でメールを出す。そのメールを受け取った相手が不愉快になるという想像力すら欠けている(林田力「電子メールの同期性と非同期性(下)」PJニュース2010年12月17日)。その種の愚かさとは対照的な思考の豊かさが物語に存在する。

モルフェウスが目覚める後半は展開が加速する。バチスタ・シリーズのキャラクターの出番が増え、賑やかになる。他人の目から描写されると田口公平は十分に信頼できる医者である。田口は自分を過小評価している。

『モルフェウスの領域』も過去の海堂作品と同様に官僚の無能と腐敗を描いている。涼子のような能力があり、責任の重い仕事に就いている人物が非常勤に甘んじなければならないところに格差社会の矛盾が表出している。(林田力)
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13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これまでの海道作品は、現実的にある医療行為の延長線上にいつもあったと思う。
それが、驚くべきスキルであったり、思惑であったりして読者をいつも楽しく翻弄させてくれた。
今回は、若干、人物設定に光が見当たらなくて、静かすぎるといっていいほどの印象を受けた。
せっかく登場したバチスタ以来の高階院長や田口医師などのいつもの面々も何のためにでてきたのかよくわからなかったのでもったいない。
この本の医学的なテーマになっている、
コールドスリープとは技術的にどのくらい可能なのかもっと知りたい。若干現実味にかけてしまう。
そして期せずして、コールドスリープを選択をした彼女の真意をもっと掘り下げて知りたかった。
しかし、やっぱり海道作品、一気に読ませてもらいました。そして、コールドスリープ中の男の子を管理する主人公の女性の葛藤や繊細な気持ちの動きの描写は見事でした。
でも今度はもう少し、’血の通った’お話を期待しています。
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面白い 2012/2/27
By TAKU
途中まではなかなか入り込めなかったけど、
アツシが目覚めてからは一気。
涼子の献身さが悲しいけど、
そこに至るまでの彼女の過去をもう少し掘り下げて欲しかった。
厚労省には常識人がいないのかと疑いたくなる。
目が覚めたときにアツシと涼子の世界が幸せであればいいと思います。
自分が知らない医療の世界の綻びや期待、様々なものが入り混じって面白かった。
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伏線
アフリカでの医務官にもう一度あえるかもしれないという
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投稿日: 3か月前 投稿者: ぽんた
現代の話でコールドスリープ? と思ったが……
2012年から始まる現代日本の物語なのに、近未来SFによく出てくる「コールドスリープ」という単語。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: げんの
その結末には感動した。
代理母をテーマとした「マドンナ・ヴェルデ」と同じく、
先端医療を受けるため人を凍眠させる「コールドスリープ」という技術を... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: SlapShot
新テーマ:○。血の通わなさ:×
一度、最後1/4くらいで読むのに耐えられなくなり、そこからは斜め読みだけして済ませました。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 太
法律vs最新医療技術
桜宮市にある未来医学探究センターで日比野涼子は、東城大学医学部から委託された資料整理のかたわら、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年・佐... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: パパぱふぅ
バチスタシリーズをいくつか読んでからがおすすめ
今の医療技術では治らない病気をコールドスリープすることで、
病気の進行を遅らせ医療技術の進歩を期待するという、... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ガリメロ
「眠り」の未来は医療か教育か、気になる
題名がいい、表紙がいい、実に好み。
そして、「モルフェウス」という言葉の響きがいい。文学、神話の趣き。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 寧夢
SF的内容か
コールドスリープ、特にその運用に伴う人権に関する法律の問題を扱った作品

2012〜2015年の出来事が綴られています... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: モトカ
重要なテーマの提示は相変わらずである
白鳥・田口シリーズの「ナイチンゲール〜」に繋がるものである、というのが、佐々木アツシが登場する作品についての共通の認識であろう。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: mutantmogura
御都合主義で内容的に破綻していると思います
たとえ現実の医療では実現していないことであっても、その作り話の中では整合性のようなものが必要なのではないかと感じました。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ピピ
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