4月になってからの慣れない息の詰まるような職場に鬱々とした日々。その後にやってきたGWの初日。岐阜県の山奥へ食事の会に参加しました。うまい食べ物はふんだんにあり、山のおいしい空気と相まって大いに楽しみではありました。ところが、今年は食事に先立って楽団の演奏があるという。その名もヒネモス。聞いたことのない名前。編成はチューバ、トロンボーン、サックス、アコーディオン、それに、チェロ、バイオリンまである。これはもうけた。期待できるぞ。ここまではいいとして、鍵盤ハーモニカやおもちゃのような楽器(?)まであり、そのおかげか、チープ?いや異色とも言えるサウンド。手元の紹介のプリントには“無駄に大迫力の楽団”、“運動会の鼓笛隊ごとき…”、“どっかにありそで、どこにもない国の音楽を奏でる見所、聞き所、突っ込み所満載のサーカス的集団”などとある。なるほどねえ…。
けれど、アンコールの「麦秋」とかいう曲を聴くころには、何だかほっとするような、優しさ、懐かしさ、時に翳りを感じる彼らのサウンドに引き込まれていました。演奏後にはヒネモスの皆さんも食事となり、その和気藹藹の風景は、彼らの奏でるサウンドと見事融合し、人生っていいな、音楽って楽しいなと語っているように思われました。リーダーのタカハシさんに尋ねてみると、7年前楽団を始めた時、そんなに苦労せずにメンバーが集まったとのこと、楽団員は、それぞれ日ごろは仕事を持っているとのこと。休日などに集まっては、好きな音楽を演奏し、そして、飲み、いつかメジャーデビューをと語る。本業以外にこういう世界を持っている人っていいなあなどと思う。翌日気がついてみると、歌っている鼻歌はヒネモスの曲でした。彼らのホームページで、発売されたばかりの2ndアルバム、そしてファーストアルバム両方とも曲が試聴でき、取り敢えずは「麦秋」が入っているファーストアルバムを購入。ああ、いいねえ…。またいつか僕の街にも彼ら鼓笛隊が来てくれないかなあ!