プラモ迷宮日記第2巻は、アーマーモデリングの連載に加え、スケールアヴィエーションやフィギュア王の記事、さらにはDVDのライナーノートまで収録されていて、モリナガ先生ファン必携です。
前巻はプラモデルを作る者の視点から描かれた内容が多めでしたが、今回は戦争で起きた事象・・・事件や人々の生活、生みだされたマシンについてを現代の一般人から見て考察する・・・という内容が多めに感じます。
「陸戦では空戦しかやったことのない兵士の心情はわからないだろう」
「桜花は飛行機と言うより飛翔体に見える」
「爆発で吹き飛んだ戦友のパーツで大怪我」
等々、ミリタリーマニア的な視点だけでは気付かないことの多い考察にはハッとさせられます。
割とダークサイドに踏み込んだお話・考察が多めですが、かといって陰鬱な気分になりすぎることもなく読み進むことが出来るので安心。
作者の絵柄と、抑制の効いた構成が幸いしているのだと思います。
ミリタリー専門書ではなかなか想像が届かないことに気付かされる良書です。
戦車初心者からマニアまでにお勧めの、ミリタリーまめちしき本と言えるのではないでしょうか。
なお、アーマーモデリングにて進行中の「私家版戦車入門」は未収録です。続刊に期待ですね。