内容紹介
収録作は中編2作。表題作「モリオ」と「エウとシャチョウ」。 ・「モリオ」――単調な会社生活を無目的に送る青年モリオは、亡くなった母が愛用していた足踏みミシンを形見として譲り受ける。ミシンを修理しながら、モリオは思い出した。ミシンの下に隠れるのが好きだったこと、ミシンを使う母が大好きだったこと、そして姉のために母が作ったワンピースを着たかったこと。ある日、モリオは自分が着たかった花柄のスカートを縫い始める。ミシンで服を縫う作業を通じて、またある少女との出会いによって、モリオは自分が生きる道を見つける。主人公モリオは、『トイレット』の登場人物モーリーと共通している。 ・「エウとシャチョウ」 末期癌の猫シャチョウを飼う女医ヨーコさんと同棲することになった「僕」。日々、シャチョウの面倒を見ているうちに、才能などなにもないと思っていた自分に、「猫に信頼され心を通わせる」力があることに気がつく……。コンプレックスに苛まれる男と女が、一匹の猫を看取りながら、心の拠り所を得て再生する姿を描く。「モリオ」に登場した生地屋のおばさんとその飼い猫が、こちらにも登場。その存在が二作品をつなぎ、同じ世界観を作り出している。
内容(「BOOK」データベースより)
「モリオ」―青年モリオは、母の形見の足踏みミシンを前に思い出していた。子供のころミシンの下に隠れるのが好きだったこと、ミシンを踏む母が大好きだったこと、そして姉のために母が作った花柄のスカートを穿きたかったことを…。「エウとシャチョウ」―末期癌の猫シャチョウを飼う女医ヨーコと同棲することになった「僕」。日々、シャチョウの面倒を見ているうちに、才能など何も無いと思っていた自分に、「猫と心を通わせる力」があることに気がつく…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
荻上 直子
1972年生まれ。映画監督。千葉県出身。千葉大学工学部画像工学科卒業。1994年に渡米、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学ぶ。2000年帰国。『バーバー吉野』(2003年)でベルリン映画祭児童映画部門特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1972年生まれ。映画監督。千葉県出身。千葉大学工学部画像工学科卒業。1994年に渡米、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学ぶ。2000年帰国。『バーバー吉野』(2003年)でベルリン映画祭児童映画部門特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)