映画館、試写室を合わせて年間で120本近くの映画を見る私ですが、2010年度で一番印象的で大好きだったのが、この「モリエール 恋こそ喜劇」。
ミニシアターの公開だったから、見ていない人も多いかもしれませんがかなりのお勧めです。
DVDの発売、遅すぎです。 もっと早く観たかった。
でもようやく発売されて嬉しいです!
「フランス映画って暗くて難しいだけ」という先入観を持った人でも、これを見たらその考えはアッサリ変わるはず。
なぜなら、抜群に面白いから!
主人公は17世紀にフランスで大人気だった、実在の劇作家モリエール。
彼の年表には、若かりし頃に数ケ月の空白があります。
その「空白」には果たして何があったのか?
そしてその「空白」がモリエールのその後の人生、作品にどういう影響を及ぼしたのか?
映画ではそのモリエールの「空白に起こった出来事」を描いています。
フィクションでありながら、そうと思えない説得力があり、本当に素晴らしい映画でした。
何度も大爆笑させられますが、最後は泣かせるんですよね…。
ああ、あのラストシーンが忘れられないので早く観たい。
フランス文学やモリエールに詳しい人は、この映画がモリエールの書いた劇と被る点もあるので、劇中劇としてさらに楽しめる部分もあると思います。
主人公のモリエールを演じる、ロマン・デュリス。
ハンサム(いわゆるイケメン)ではないのに、なぜかハンサムに見えてくる。
セクシーにも見えてくる。 「ルパン」の時もそうだった。
凄く不思議な魅力のある俳優だと思う。
彼がモリエールを演じたのが、この映画の成功だったのかも。
この作品が監督デビューとなる、脚本家でもあるローラン・ティラール。
今後の彼の作品にも期待を持って注目しています。