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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
賛否の前に、罪と罰を真摯にみつめる,
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レビュー対象商品: モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS) (コミック)
日本での、死刑制度への支持率は高い。明治以降多くの制度を欧米に学んで導入してきた日本だが、死刑制度だけは世論を背景に欧米の廃止傾向に追随していない。 背景には日本人独特の死生観、罪と罰の意識があると言われているが、果たしてそうか。 判断を下す前に、私たちは死刑について知り、考え、議論することを避けてきた、政府も隠蔽してきた。 本作は死刑制度に反対するための作品ではないし、支持するものでもない。 そんな簡単に結論がでるものではないということを、繰り返し描いている。 結論を急ぐ読者はその割り切れなさに疲れもするだろうが、人の命を奪うこと、そして奪ったものが奪われること、その罪と罰を、真摯に問いかけている名作であろう。 死刑が死刑囚、被害者遺族、刑務官、死刑囚の家族等関係者に多くの波紋を与える。 罪を悔いるもの、目を背けるもの、冤罪と闘うもの、誰かの罪を被るもの。揺れ続けるもの。 他作もそうだが合田作品には主役と脇役というヒエラルキーはない。誰もが光と闇を抱え、懸命に生きている。 その陰影を丁寧に描く本作は、死刑制度を考える上で、避けては通れない作品に違いない。 読み終えて、死刑制度の賛成・反対よりも、登場人物に対する深い共感が芽生えるのであれば、それこそが作者の意図なのだろう。 制度は人がつくり、人が運用する。係わる人々への共感からしか、賛成も反対も、議論ははじめられない。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
お勉強マンガと違いますよ,
By カンブリア亀 "かめ" (茨城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS) (コミック)
「死刑はあったほうがええんやろうか、ないほうがええんやろうか。一体どうしたらええんや。わからんくなってきた…」 この「わかんなくなった」というのが、この作品のいいところと思う。 ここでは新人刑務官の目を通して、死刑囚の「日常」や、 被害者や看守たちの気持ちが描かれている。 作者はこれまでにも司法解剖医の物語『きらきらひかる』や 裁判員制度『サマヨイザクラ』などを書いていて、 どうも死、法律、刑をめぐる問題につかまっているようだ。 この『モリのアサガオ』の主人公は自信をつけたりなくしたり、考えもふらふらしているんだけど、 読む方も一緒になってふらふらすることができる。 もうちょっとよく考えたらええんちゃうか、と思うところもあるけど、 主人公はいたってまともな考え方をする。 だから彼が思うこと、迷うこと、間違うことは、読んでいる私たちにも起こりうることだと思える。 死刑囚のやることなすこと全てを悪くとってしまったり、 被害者遺族の気持ちを勝手に思い込んで、反対されたり。 この作品は死刑をなくしたいとか、絶対あるべきだ、という立場をとっていない。 書く方も迷いながら探してるんかなというところが、 二度目になるけど、一番大事なとこかと思う。 私は好き。 絵もすごくうまいと思う。好みはわかれるかもしれないが。 まあとりあえず読んでみたらいかがでしょうか。
26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一気に読めます!,
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レビュー対象商品: モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS) (コミック)
彼のお話は、ドラマにもなった、「きらきらひかる」という検死官の漫画も読んだ事がありますが、独特のタッチで(どうやら面相筆で書いているらしい。)時々、気分が悪くなっちゃうので、苦手でした。でも、これは面白かったですよ~。 あの独特のタッチが本当に話の内容とマッチしているし、
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