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初めてしゃべった日のこと、およめさんのまねをしたこと、みずぼうそうになって注射をうったこと…。日々のエピソードが丹念に積み重ねられ、ひとりの女の子が読者の前にだんだんと浮かび上がってくる。
その何気ないエピソードに独特の味付けがしてあるのが楽しい。モモちゃんが生まれた日「ほんのおいわいのしるし」にカレーを食べてもらおうと、じゃがいもやにんじんが駆けつける場面。ママがミシンで「たったかたあ」と30枚ものパンツを縫う場面。帰りが遅いママのことを怒ったモモちゃんが口をきかずに夜道を歩く場面。身につまされたり、涙ぐんだり、笑ったり…読み手それぞれが一番心をゆさぶられるお気に入りの場面がきっとあるはず。モモちゃんの大事な相棒、黒ネコのプーもこのお話になくてはならない存在。
本書に続く第2巻ではアカネちゃんという妹が生まれ、モモちゃんもお姉さんに。さらに巻がすすむにつれ離婚や死を扱う機会も出てくるが、著者はごまかしたり逃げたりせずに、効果的に比喩を用いながらきちんと語っていく。子どもへの真摯(しんし)な姿勢が感じられる名作。成長にあわせて、読んであげたい。(門倉紫麻)
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29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本児童文学の古典,
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レビュー対象商品: モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ―モモちゃんとアカネちゃんのほん) (単行本)
やわらかい語り口でありながら、モモちゃんという一人の女の子の経験する日常が見事に描かれている。そうそう。そういえば、本当に小さな子供にとっては、「なんと言うことのない日常」なんて存在しないんだ。何もかもが冒険だったんだ、とはっとさせられるのは筆者の観察眼の鋭さの故だろう。 離婚を経験し、シングルマザーとして子供を育てた筆者は「こんな特殊な家庭の話を書いて、普通のご家庭のお子さんに受け入れられるのかしら?」という不安を抱いていたと、かつてどこかで読んだ記憶があるけれど、彼女の一連の「モモちゃんシリーズ」に登場する子供達は、決して「特殊な子供」などではなく、愛情あふれる目で注意深く観察された、等身の生き生きとした子供たちなのである。
23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
働くママが元気になれます,
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レビュー対象商品: モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ―モモちゃんとアカネちゃんのほん) (単行本)
ももちゃんのお母さんは働いています。だからモモちゃんは、昼間は、パンツを5枚とハンカチとちり紙とタオルをカバンに入れて「あかちゃんのうち」に行きます。プーも一緒です。ママが残業で遅くなって、モモちゃんが怒ってしまったり、大好きなお友達のコウちゃんと机のモノレールに乗って動物園に行ったりしながら大きくなります。 子供の頃、私が大好きだったこの本を、今は5歳の娘が夢中になって読んでいます。
20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
色褪せない名作,
By カスタマー
レビュー対象商品: モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ―モモちゃんとアカネちゃんのほん) (単行本)
子どもの頃に大好きだった童話です。今は、自分の子どもたちのために読み聞かせています。 20数年ぶりに読み返して驚くのは、意外なほど記憶に残っている場面の多いこと!! と、自分の中に残っている豊かな視覚的イメージを再確認して感動しました。 ストーリーにはユーモアもあり、読みながら笑ってしまうことも多いですが、 きっと、娘の記憶の中にもたくさんのものを残してくれる本だと思います。
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