モハメド・アリというとアントニオ猪木と異種格闘技戦を行ったことや、アトランタオリンピックでの最終聖火ランナーなどボクシング界以外のところでも名前を馳せる伝説のボクサーである。
ザイールでの試合は世界が注目した。しかし、フォアマンの練習中でのアクシデントにより試合が延期に。延期中でもアリは挑発的な発言によりテンションを高め、試合に挑む。多くの関係者はフォアマンの勝利を予想していた。その予想に反し結果はそうならない。1R終了後、アリはフォアマンの強さを自覚した。彼がおびえる姿は始めてみたと関係者は述べる。2R以降、アリはロープを背負いひたすらフォアマンのパンチに耐える。誰もがフォアマンの勝利を確信していたが、耐え続けたのはアリの作戦だった。フォアマンのスタミナ切れを待ち、逆転勝利につなぐ。彼は最後まであきらかめなかった。作品が作られた時点において、ファアマンのKO負けは、生涯このアリ戦のみである。
アリは平和思想で多くの人々から尊敬を得ることになる。アメリカ、アフリカの子供たちに向かって言葉を投げかけ、じかに接していく姿は多くの子供たちに夢を与えた。同時に、政治や社会情勢にも目を向けベトナム戦争や教育問題などに関しても発言している。アリの流れるトークのうまさから発言はより注目を浴びるのである。また、モハメド・アリ関係の映画や書籍は調べてみると非常に多い。このことからも彼がいかに尊敬され、現在でも注目されているかがわかる。同時に、この作品から人々の平和につながるスポーツの素晴らしさも感じ取ることができる。