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モノ・サピエンス 物質化・単一化していく人類 (光文社新書)
 
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モノ・サピエンス 物質化・単一化していく人類 (光文社新書) [新書]

岡本 裕一朗
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

臓器売買、代理母…ヒトは「パンツをはいたモノ」になり、やがて「使い捨て」られるのか?人間のモノ化(物質化・単一化)、「モノ・サピエンス化」がはじまったのは、広義にとらえれば人類の誕生とともに、少し限定すれば近代以降と考えられる。本書では、それをポストモダンの時代以降と想定。一九七〇年代から八〇年代にかけて、ポストモダンは世界的に大流行したが、この時代に「モノ・サピエンス化」が本格的にはじまったとする。さらにこの傾向に拍車がかかったのは、なんといっても九〇年代から。本書のテーマは「九〇年代以降の人間の状況」であり、このテーマに、さまざまな現象を通して迫っていく。

内容(「MARC」データベースより)

臓器売買、代理母…。ヒトは「パンツをはいたモノ」になり、やがて「使い捨て」られるのか? 「モノ・サピエンス化」(=人間のモノ化)に拍車がかかった1990年代以降の人間の状況に、さまざまな現象を通して迫る。

登録情報

  • 新書: 270ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/12/13)
  • ISBN-10: 4334033830
  • ISBN-13: 978-4334033835
  • 発売日: 2006/12/13
  • 商品パッケージの寸法: 17 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 537,247位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 「モノ化」をも呑み込む先進性 2006/12/20
By ビブリオン VINE™ メンバー
形式:新書
1970年から80年代にかけて流行ったポスト・モダン。それが、共産主義の崩壊で歴史的に実現した90年代。それ以降現代までの人間をとりまく状況を、いま世相で取沙汰されているアクチュアルな問題を手がかりに、明らかにしていった現代思想論です。

取り上げられているトピックは、ブランド品購入欲求 援助交際 フリーター 受精卵加工技術 人間胚への遺伝子操作 臓器移植 世襲制エリート家族 能力主義 文化相対主義 感情帝国主義 ネオコンとネオリベラリズム IT管理社会 見世物化したメデイア 等々。どれも最近のマスコミで騒がれているホットな事柄です。しかし本書は、それらの社会現象を皮相的に記述するのに留まっていません。世論やいわゆる識者が、「これは問題だ」と決めつけた時に彼等が判断根拠とした通念を、伝統的な哲学説にまで遡り、その妥当性を批判的に考察しています。典拠文献の引用パラフレーズが的確で説得力があります。

著者の考えでは、あらゆる分野で「モノ化」「使い捨て」などが不可避的に進行しています。人間の尊厳に反すると思いがちなこのような状況を隠さないこと。むしろこの流れを作っている「ヒト」の欲望を加速化させて矛盾を明らかにし、それを乗り越えたところに新しい時代が開けると、著者は積極的に考えているようです。単なる現実追随主義ではなく、著者の底には人間と時代の流れへの大きな楽観的観点があるように思われます。
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5つ星のうち 3.0 情報化社会の必然 2008/1/8
形式:新書
格差社会、消費社会、監視社会、管理社会など社会全体の潮流を表すキーワードをモノという視点から編集しなおしたというかんじでしょうか。一般の人がモノだとは思っていないものをモノと捉えることによって切り開かれる新たな地平。コミュニティの崩壊がいわれて久しい昨今、コミュニティの復権を目指すのか、消費モデルをベースに行動していくのか、それを決めるのはあなた自身です。
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By blackstar トップ1000レビュアー
形式:新書
 テクノロジーの進歩と社会意識の変化によりもたらされた現代の諸問題を、哲学・社会学・政治学の代表的名著を引用しながら、ツアーガイド的に論じた入門書。

 

 例えば村社会から都市へ、集団のつながりが希薄になり、近隣住民がどんな人間かわからない不安が広がり、犯罪の性格も変わってくると社会は「規律社会」から「管理社会」に変質する。フーコーの「パノプティコン(一望監視システム)」やオーウェルの「ビッグブラザー」で予見された社会が、イギリスで設置された大量の監視カメラやICタグ、GPS携帯を子どもに持たせること、あなたがグーグルで検索した情報が実は蓄積されている、などのトピックで語られる…これは社会学の講義では特に目新しいものではない。(本書ではグーグルの話題は出てこないが)

 「モノ化するヒト」という視点で様々な社会現象を横断的に捉える方法は面白いが、著者は各トピックについて善悪を論じるわけではなく、事実の羅列と参考文献の引用にとどまっているのが物足りないというば物足りない。大学の講義4時間分、というところか。

 学生に教えるようにあえてわかりやすく書いているのは、それ以上深く知りたい向きは参考文献を読みなさい、ということであろうか。
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