デジタル全盛の現代にあって、銀塩モノクロの資料を入手するのはだんだん難しくなってきています。本書はモノクロフィルムの現像からプリント、さらにはスポッティングや調色といった作品を完成させるまで必要な手順を具体的な写真や図入りで説明しています。さらにピンホール写真やフォトグラムといった写真の楽しみ方や豊富な作例が載せられており、これから銀塩モノクロ写真を始めようという人には絶好の参考書です。多諧調印画紙についても触れられていて最近の資料としても十分活用できます。私のように惰性でモノクロを続けている者にも今一度基礎を確認できる良書です。