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モデラート・カンタービレ (河出文庫)
 
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モデラート・カンタービレ (河出文庫) [文庫]

マルグリット・デュラス , 田中 倫郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 153ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1985/05)
  • ISBN-10: 4309460135
  • ISBN-13: 978-4309460130
  • 発売日: 1985/05
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
倦怠した日常社会からの脱出を願う人妻アンヌが、ある情痴殺人事件をきっかけに、内にこもっていた情熱に気づき、その開放を求めはじめるのです。この本には、愛と死、いっけんちぐはくにみえる会話、しかしその行間にあふれる沈黙の複雑な奥行き、ひそみよる狂気…といったデュラスのエッセンスがあふれており、わたしはこの本によってデュラスの世界にはまりました。現代人の内面の決裂を鋭く追究した、くりかえし手にとってしまう一冊です。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
倦怠 2005/4/29
形式:文庫
とても好きな本です。
全体が生の倦怠に満ちあふれている。主人公ははたから見ればとても幸せなひとだろうに、生に倦みきって生きながら死んでいる。
現れた男は彼女の「生きている不安」をあぶり出しにきたような気がする。恋愛にはそういう面も確かにあると思う。
印象的だった場面は、息子がピアノのレッスンを受けている場面と、
パーティーの時、胸につけている花があまりに匂って、主人公が息苦しくなってくる場面。
まるで見てきたように焼きついています。
なんといっても、二人のこの会話に尽きます。
「あなたは死んだ方がよかったんだ」「もう死んでるわ」
読んでいる間、私の中でも「生の不安」が匂い立ってくるようでした。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
超越的な官能小説である。
始めはアンヌとショーバンの会話はちぐはぐでズレている。なぜなら、事件に惹きつけられるアンヌの無意識と欲望の方が、ショーバンのそれよりずっと強いからだ。ショーバンはアンヌにひきずられ、分析して解説するが、やがて先行するまでになる。
ゆきずりの殺人事件の男女の愛の物語をかくも自在に想像=創造し、反復しながら変奏していくアンヌとショーバンの数日間の逢瀬の会話は、超越的なエロスの輝きに充ちている。
この過激な愛の小説を、アンヌとショバーンが殺人事件を想像の土台にしたように、恋人と一緒に少しづつ読み、会話の中心に据えてみることをオススメする。
ただし、その結果は保証できない、、、
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最近のカスタマーレビュー
詩を読むようにして読むと・・・
詩を読むようにして、じっくり読み進めないと、この小説を味読することはできない。

港町のカフェで女が男に殺される。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: スワン
大人の愛を陰翳濃く、じっくり
... 続きを読む
投稿日: 2009/6/2 投稿者: amadeus
激書
読む人が読んでしまえば、長い期間に渡って、
しかも深刻な影響を受け続けるに違いない本です。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/24 投稿者: しおしお
未読なら買いです。
未読なら買いです。150ページかそこらの短い作品ですが、密度が濃くて何度読んでも楽しめます。解説にもありますが、ラストの「もう死んでいるわ」というアンヌの台詞が冒... 続きを読む
投稿日: 2006/11/15 投稿者: yoshioki6
むせかえるほどの香り
ある殺人事件に自分の官能を投影する女性が、その願望が募るにつれて、一面では満たされていくにもかかわらず、徐々に空っぽになっていくという矛盾を描いた作品だと読んだ。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/1 投稿者: 重metal
巧みな人物設定
ただ港のカフェで若奥さんと、労働者が出会い、恋に落ち、それが破局する。よくある話で分量も少なく、読んでいて一見軽く感じるけれど、人物の設定(相手役の労働者と、その... 続きを読む
投稿日: 2003/2/24
欲望と禁欲 ~会話と仕草にみえる男と女の闘い
恋人に女性が射殺される現場から、ブルーカラー男性と雇用者の妻とのあいだに始まる相思相愛の話.夕方という限られた時間のなかで8日間にわたって火花が散らされる欲望と禁... 続きを読む
投稿日: 2002/8/18 投稿者: 岩本真一
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