この本は、賛否両論あると思います。
まず否という意味では、他のレビュアーが書いているように、決して内容的に新しいとは思えません。マズローを持ち出すまでもなく、自己実現欲求といいますか、この本にある「自律性」「マスタリー(熟達)」「目的」は、要するに「自分の好きなことで、自分を動かして、社会のために貢献することが、働くモチベーションになる」ということで、昔から言われてきたことです。
ですから、心理系の人とか、組織論の人だと、「えっ、これってもういろいろな人が言っているのでは?」と思うと思います。
ただ、賛という意味では、古いモチベーションを1.0、2.0というネーミングで分類し、きれいな(単純な)かたちでモチベーション3.0とまとめたところだと思います。あと、わりと定評のある著者とか、日本だと訳者が言っているということで、従来のマイナーな心理学者などではある意味一般の方に届かなかったメッセージが届いたということでしょう。
ピンク氏は、YouTubeなどでも見れますが、講演などを何度も行なっていて、自説の普及という意味では、かなり力を入れていると思います。
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ということで、それほど新しくない理論(否)を、一般人に上手に届けた(賛)という意味で、評価する人の目のつけどころによって、この本の賛否が分かれるのだと思います。私的には、勉強になった部分もありますし、フラットとさせていただきます。