最も参考になったカスタマーレビュー
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5つ星のうち 5.0
ホントに美しいラストシーン, 2006/4/2
レビュー対象商品: モダンタイムス コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
冒頭からベルトコンベアーに巻き込まれるまで、一気に見せる編集は何度見ても見事。そして、来るべき文明社会への皮肉を盛り込みながら機械の一部のようにベルトコンベアーに巻き込まれ、ねじをきゅっきゅっとレンチで締めるチャップリンの姿は、とても可笑しくとても哀しい。貧しく美しい少女との話になっていくと、単なる機械文明への皮肉ではなく、人間が持つ美しさを描いていて、心がぽかぽかと温かくなる。2人のバラック生活はとても素敵。十代の頃とても憧れた生活だった。飛び込んだ先の水かさが浅い場面は傑作。共産主義的な場面と主張がちょこちょこと垣間見えるが、そんなイデオロギーを超越している作品に仕上がっているのは、チャップリンの脚本と芸と音楽(スマイル)と編集、そして監督としての演出の力だろう。そしてホントに美しいラストシーン。生きる力が湧いてくる。
「人生で必要なのはほんの少しのお金と希望」。(byチャップリン)
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5つ星のうち 5.0
日常で辛くなったら、これを観てほしいな, 2004/2/12
レビュー対象商品: モダンタイムス コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
暮らしや仕事の中で動いてる大きな歯車。私たちは日々その歯車の一つにならないといけないんです。
でも時々そういう世の中の流れ(仕事・勉強・家事・交際)についていけなくなって、ひとり孤独になる人も出てくる。
人間がまるで羊の群れのように工場に押し寄せ、機械の奴隷と化す。(冒頭のシーン)
映画の中でチャップリンは、社会(流れ作業)に適応できなくて孤立してしまいます。
そんなときに彼は、貧困と悲しみで苦しむ少女と出会います。
“歯車になれない2人”が手を取り合い、彼らなりに歯車になろうとする。
ラストシーンの2人で道を歩く姿は、世界の評論家も絶賛するカットとなりました。
現代にも通じる「人間らしさ」を求める想い。
私生活でなんだか無意味に落ち込んだら、いつでもこの映画を観てほしいです。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とにかく面白い、が、切ない, 2009/7/13
しばしば指摘されますが、象徴的なのはラストシーンです。
ヒロインと手をとって主人公は、決意新たにまっすぐな道を歩き出し、そして二人の後ろ姿で幕を引きます。
ここに大いなる希望を見出してさわやかな気持ちになった人は多いはずです。
しかし、よく見ると影が前に伸びていたはずが、最後のシーンでは後ろに伸びています。
つまり、彼らは日が沈むまで歩き続ける、しかしなお目的の場所には届かない。そう思うと彼らの後ろ姿には切なさすら感じます。
ストーリー全体を見ても、主人公は幾たびかチャンスが訪れますが、ことごとく失敗します。
これが作られた1930年代といえば世界恐慌でアメリカは破滅的状態でした。
そこには安易なサクセス・ストーリーはありません。
確かに成功はないかもしれない。しかし、主人公は一人じゃない、大切な人がそばにいる。
笑いの中に影がある。だから僕はこの映画が大好きです。
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