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モスクワ地下鉄の空気―新世紀ロシア展望
 
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モスクワ地下鉄の空気―新世紀ロシア展望 [単行本]

鈴木 常浩
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,415 通常配送無料 詳細
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モスクワ地下鉄の空気―新世紀ロシア展望 + モスクワ地下鉄―「地下宮殿」の世界 (ユーラシア選書)
合計価格: ¥ 4,305

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ロシアの首都にはもうひとつの顔がある。都市交通網として拡大を続けたモスクワ地下鉄に秘められた歴史を探り、革命と戦争、スターリン主義と冷戦の時代を経て今日に至るロシア現代史の激流を、モスクワ長期留学を経験した日本青年が描く。

内容(「BOOK」データベースより)

かつて地下鉄はロシア社会の前衛だった。冷戦期から現在まで語り継がれる地下鉄の物語は、いかにしてロシア社会の夢と現実を映してきたのか。時代の中で展開してきたロシア・ユートピアの轍を日本人青年が描く。

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: 現代書館 (2003/05)
  • ISBN-10: 4768468489
  • ISBN-13: 978-4768468487
  • 発売日: 2003/05
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
多分、実際にモスクワ、サンクトペテルブルクの地下鉄に乗ったことがないとこの本が言っていることが信じられるがどうか疑問だが、鉄道ファン、建造物ファンを満足させるだけでない厚みを持った本である。この狭い日本以外に世の中にはこんなところがあるのかと発見をさせてくれる本である。私の場合も実際、厳冬のロシアに2度ほど行って感じたことはそこは「別の惑星」だということ。ロシアに行ったことのない人がこの本を読んで感じるものも同じ感覚であろう。
善も悪もすべてを飲み込むユーラシア大陸のブラックボックスを体験できるはず。

最後に私も筆者のように、モスクワで目撃した光景をご紹介したくなった。そのときは21世紀をモスクワで迎えて2,3日後の夕刻、国鉄駅クルースカヤの入り口付近でのことだった。よく見かけることだが一人の泥酔者が雪や泥まみれになって四つん這いに歩いていた。周りでは何をするでもなくビール片手にたむろしている若者やホームレス。誰も助ける様子もなく馬鹿にしたように眺めている。そこへ子供が突然その泥酔者めがけて顔面にとび蹴り。もちろん殴られた方は苦痛に顔を歪めているが、それでも誰も気に留めない。私があっけにとられて見ていると、2度目のとび蹴り。今度は回し蹴り。単に子供の遊びにされているのだ。善も悪もない、生存競争の只中にいるような感覚を稲妻のように打たれた瞬間でした・・・

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こんな 2004/8/27
形式:単行本
多分、実際にモスクワ、サンクトペテルブルクの地下鉄に乗ったことがないとこの本が言っていることが信じられるがどうか疑問だが、鉄道ファン、建造物ファンを満足させるだけでない厚みを持った本である。この狭い日本以外に世の中にはこんなところがあるのかと発見をさせてくれる本である。私の場合も実際、厳冬のロシアに2度ほど行って感じたことはそこは「別の惑星」だということ。ロシアに行ったことのない人がこの本を読んで感じるものも同じ感覚であろう。
善も悪もすべてを飲み込むユーラシア大陸のブラックボックスを体験できるはず。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
北朝鮮の次に入国が難しいといわれるロシア。そんな国に滞在していたことがあり、郷愁に誘われて購読した。2000年問題で揺れたロシア滞在がひどく昔のように感じた。

おそらくロシア滞在の経験がなければ、筆者が書いている内容がにわかに信じがたいことばかりのように思えるかもしれないが、記載されていたこと一つ一つが生々しく思い出せる程に、現在のロシア(モスクワ)を映し出している。

筆者は触れてはいなかったが、ソ連崩壊前後に学生生活を終えていたか否かで、ロシア人への印象や彼らの世界観はかなり異なる。筆者のロシア観は一人の意見としてみるべきだが、共感するところも多い。

それよりも、よくもまぁ、あの地下鉄で撮影する勇気があったものだと感心する。地方へ向かうターミナル駅に!は自動小銃(!)を持った警察官が立ち、プラットフォームをパトカーが縦横無尽に走る駅で、だ!

しかし、今のロシアには、超大国と争った偉大さはもはや見られない。冬の道路を老婆たちが仕事で雪をかき分け、赤の広場のすぐ隣にはデパートが建ち並び、マクドナルドのハンバーガーは半分の大きさしかなく、ホテルに泊まれば売春婦の押し売りが延々と続く。決して安くはない宿泊代を払っても、蛇口からは赤錆の水が出る。本屋が先進国に比べて少なく、危険と紙一重の役人や警官の汚職…。
不満を挙げればキリがないが、また再び母なる大地ロシアに行きたいという思いがあるのも事実。
この本は、そういう思いを全て呼び起こすだけのエネルギーがある本。旅行に行く前に、一読しても損はしない。

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