練習曲というタイトルがついていると、とにかく指を速く動かすためのつまらないものと思いがちです。もちろん、ショパンやリストなどの練習曲は芸術作品でもあり、演奏効果が非常に高いものですが、そういったものは明らかにピアノ上級者向けであり、中級者くらいの人の練習には使えません(曲によっては、がんばれば弾ける曲、何とかなる曲もありますが)。
しかし、モシュコフスキーの「20の小練習曲」は、程度的にはツェルニー30番後半〜40番くらい(傾向が異なるので、本来はこういった単純比較はできませんが)ながら、ロマン派のピアノ音楽の様式を備えていて、ちょっとした楽曲のようです