読み出しで予想していたよりは意外な内容だった作品。
全体としては切なさと若さと其々の生活に起因した暗さを持った、明暗交々な雰囲気。
明るい場面があるからこそ、暗い一部が余計暗くみえるとでもいえばよいでしょうか。
それなりに、お勧めかな。
一度は読んでもいいと思う。
エロ重視の人は少しがっかりするかもだけど、エロもちゃんとあります。いろんなエロが。。。
高校でクラスメイトの二海と幸。幸は誰とも喋らず冷たい印象を持つ長身の男。
写真同好会の活動を通して、知らずに幸のことを目で追っていた二海は、自分が幸を好きだったと自覚するけど、幸は実は家庭で叔父の慰みものになっていた。
それも当然だと割り切っている幸を、やはり自分の生まれてこなかった双子の妹を無意識に演出していた二海は、全てを差し出して守ろうとする。
叔父に抱かれている幸は受なのですが(そりゃ、当然だが・・)、二海との関係では攻に転向。
一瞬そのギャップ?に目をパチパチさせたことは、ここに明記させて頂きます(笑)
ですが、精神的に攻なのは二海でしょう。
身体的には幸が攻で。
全体のお話のバランスもよいと思うし、誰が責められるわけでもない、偶然そうなってしまったという状況も納得できた。
幸と二海が次第に心を通わせて、二海が「僕とセックスして」と必死に頼むシーンはなかなかよかったです。
二人のエロはその一回だけだけど、十分満足。
ああ、青春の1ページ!ってのを堪能できました。