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モウリーニョの流儀 [単行本]

片野道郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「自分が世界一の監督だとは思わない。しかし、私以上の監督がいるとも思わない」世界で最も注目を集めるサッカー指揮官の常勝メソッドを、イタリア在住の日本人ジャーナリストが徹底分析。

目次
第1章 モウリーニョ見参
第2章 イタリアという洗礼
第3章 4-3-3の挫折
第4章 イタリアでの飛躍とヨーロッパでの躓き 第5章 最も長くナーヴァスな2週間
第6章 スクデットへの道

著者紹介
片野道郎――ジャーナリスト、翻訳家。
1962年仙台市生まれ。東京都立大学人文学部卒。1995年よりイタリア、ピエモンテ州アレッサンドリア在住。海外サッカー専門誌を主な舞台に、ピッチ上で起こる純スポーツ的な事象にとどまらず、その背後にある社会・経済・文化にまで視野を広げ、イタリアサッカーの魅力と奥深さを多角的に伝えている。『天の扉 ロベルト・バッジョ自伝』(潮出版社)、『セリエAに挑んだ男たち』(朝日新聞出版)、『NAKATA』(朝日文庫)など訳書多数。

内容(「BOOK」データベースより)

バルセロナ、ポルト、チェルシー、そしてインテル。欧州強豪クラブで結果を残し続ける名監督は、いかにしてイタリアを征服したのか。1年間の軌跡を追う。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/9/3)
  • ISBN-10: 4309271324
  • ISBN-13: 978-4309271323
  • 発売日: 2009/9/3
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者はあとがきで、この本の趣旨は、
「イタリアというフィルターを通して見えてくるモウリーニョ
という監督の卓越性と革新性」を描き出すと同時に、「モウリ
ーニョというフィルターを通して見るイタリアサッカーの現在」を
伝えることだと書いていた。これは成功していると思う。

特に好感をもったのは、一番重要なモウリーニョの発言をはじめ、
まず、正確な事実をきちんと、わかりやすくまとめて伝えている点だ。
著者はイタリア在住歴が長いだけあって、モウリーニョに関する
イタリアの記事を豊富に紹介し、当時の試合状況や結果についても
要領良くまとめて紹介した上で、自分の見解を加えている。

ヨーロッパのスポーツジャーナリズムの良い点が身についている印象が
あり、一部の日本のスポーツ記事に見られるような、主張の根拠となる
事実をきちんと示せていない感傷的な文章や、「俺のサッカー論を聞け!」
的な、自己顕示にまみれたウンチクとは本書は無縁だ。また、本書は
いわゆる自己啓発系の本ではないので、その点も安心していい。もちろん、
モウリーニョから学ぶことは多いのだが。

L.ローレンスの『ジョゼ・モウリーニョ』も、とても良かったが、
記述がやや冗長なところがあったので、むしろ、この片野氏のイタリア編
のほうがよく書けているのではないかと思った。イタリア人のサッカー観や
イタリアメディアの世界を垣間見ることができたのも面白かった。

本書とローレンスの本で、モウリーニョのポルトガル時代とイタリア
時代を知ることができたので、次はイングランド時代の本が読みたい。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yossy
形式:単行本
イタリア在住の日本人の方の執筆です。
モウリーニョのインテルでの一年目をイタリア国内からの視点で語られています。
モウリーニョがイタリアサッカー界にもたらした衝撃(騒動?)、そして、カルチョの文化に苦悩しながらも順応していくモウリーニョ。

いろいろと日本では分からないことも書かれていて、私のようなモウリーニョ好きにはなかなか楽しめる作品でした。

モウリーニョ独特の語り口でマスコミや他の監督たちとの騒動を描く一方で、4−3−3、4−4−2の長所短所をしっかり書いてあり

「カルチョの世界ではこう考えられている」

というイタリア独特の考え方や戦術もきちんと書かれているので、イタリアサッカーファンにも楽しめる本だと思います。

インテルファンにもおすすめです。

それにしても、モウリーニョの黄金期ともいうべきチェルシー時代について詳しく語られている本が洋書しかないのが残念です。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ジョゼ・モウリーニョはサッカー監督として、人間として、実に興味深い人物なのですが、これまで日本で出版されていた書籍というのは外国で書かれたものの翻訳ばかりでした。そのため、感覚や語調に違和感を覚えることがあったのは僕だけではないでしょう。本書の価値は、恐らく初の日本人著者によるモウリーニョ本ということにつきるのだと思います。

モウリーニョがインテルの監督となって1年目の2008-09シーズンに絞ったノンフィクションとなっており、自分のスタイルをイタリアに持ち込み、イタリアの現実に最適化していくまでを克明に描いています。自分のスタイルに固執しすぎることなく柔軟に現状に適応させていくあたり、プライドが高く我が強い選手たちを信賞必罰によってモチベートしていくあたりは、リーダー論としても秀逸です。また、売られたケンカは買う、というポリシーに基づいたメディアやライバルチーム監督との丁丁発止のやりとりは読んでいて実に爽快でした!
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