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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
2種類の第4番が興味深いCD,
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レビュー対象商品: メンデルスゾーン:交響曲第4番&第5番 (CD)
このCDに関して重大な混乱が一つあるので正しておく。この録音で画期的なのは、交響曲第4番の初稿の録音ではなくて、1833/34年の改訂稿の第2〜第4楽章が録音されていることである。ジャケットには、英語で「世界初録音:《イタリア》改訂版」と書かれている。(1998年の初出時、日本語解説に誤りがあることがほどなく指摘されることとなった。)実際は、ここで“Original Version ”とされているものが通常演奏される現行版である。メンデルスゾーンは、1833年の初演後に手を加え、第2〜第4楽章については改訂稿を仕上げたものの、第1楽章は改訂の必要を感じつつ結局断念したらしい。このCDには両方収録されているので、聴き比べられるのが興味深い。ところで、メンデルスゾーンは、ロマン派とされるものの、バッハなどに傾倒していたこともあって、アーノンクールなど古楽系の指揮者の演奏もよい。アーノンクール/ヨーロッパ室内管の4番とこのCDの4番を聴き比べると、アーノンクール盤は、小編成のオケということもあり、見通しの良い「清々しい」ともいえる演奏になっている。一方このCDのガーディナーは、この時期にやはりウィーン・フィルと録音したシューベルトの「ザ・グレート」同様、ピリオド一色に塗りつぶすのでなく、鮮烈というよりはむしろ堂々とした立派な演奏で、ウィーン・フィル独特のつやのある弦やまろやかな管の音色を活かすような演奏をしている。(手兵のピリオド・オケORRなら違ったかもしれないが。)そのため、アーノンクール盤に比べると過激さや明晰さは控えめだが、音楽が滑らかに美しく流れていく感がある。どちらも捨てがたい演奏だが、現時点での個人的な好みとしては明るく軽快にはずむようなアーノンクール盤に惹かれる。なお、私の持っているアーノンクール盤は第3番とのカップリングなので、第5番の方は比較できないが、ガーディナーの演奏は悪くないと思う。第2楽章でのカラヤンどころかアバドよりも速いテンポでの軽快に弾むようなノリのいい演奏はさすがで、ウィーン・フィルの音色の甘美さとうまく補完しあって、軽快ながらもあっさりしすぎず、美しいながらも情緒過多にならず、といった具合で魅力的だ。
2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
改定前の楽譜による演奏<も>,
By オーディオ解体新書 (西日本) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: メンデルスゾーン:交響曲第4番&第5番 (CD)
改定前の譜面による4番の演奏も、収録されている。(もちろん 改定後の演奏も収録されている) 改定前のメロディーは また別の魅力があるのだが、詰めが甘い印象を受ける。 ご本人の改定は大成功ですね。 5番は比較的マイナーな曲ですが、本録音については、ややダイナミックさが 控えめの印象で、もうひとつ楽しめなかった。 録音は標準的で 特に問題は無い。
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