「生きながら火に焼かれて」→「砂漠の女、ディリー」からFGMつながりでこの本に辿り着いた。
FGMという男の都合でできた慣習も腹立たしいが、現代でも奴隷狩りが行われ、人を人とも思わずに売買したり、冷酷な仕打ちをしている人達がいる事実に愕然とした。
メンデが家族の愛に包まれた温かい子供時代を過ごしていただけに、奴隷としての生活はいかにも孤独で辛いものだったろう。メンデが聡明な少女で、逃亡に成功し、自由を手に入れたことがせめてもの救いである。
しかし、「生きながら火に焼かれて」のスアドさんの住む村では、完全な男尊女卑社会で女は家族の奴隷のようだった。夫が妻や娘を叩くのが当たり前なのだ。
このように売買されないまでも、奴隷状態を強いられている女性や子供も含めると、奴隷は世界にどれだけいるのだろう?
同じ女性として、何か出来ることはないのだろうか?