本書は、これまでに読了した岡本氏の書籍の中で、最も包括的な内容だし、序盤で「TEG エゴグラム」を活用して、自己のメンタル面における問題点を把握できるような構成になっています。
「TEG エゴグラム」とは、別名「東大式エゴグラム」と呼ばれていて、簡単に言うと性格分析の方法です。メンタルトレーニングおいて、性格のパターンを把握して、より効果的にトレーニングを実践しようと試みていることが、これまでの岡本氏の書籍(といっても私が読んだ他の本との比較ですが・・・)と相違していることです。
通常、メンタルトレーニングとなると、「目標設定」を最重要項目にしていて、まずは「目標」を明らかにすることから始まります。しかし、実際にメンタルトレーニングを必要とする方々にとっては、この目標設定が最難関なんことが多いようです。つまり、メンタルトレーニングを必要している人には、目標設定ができない、といった傾向があるのではないでしょうか。
その点、岡本氏は、「まずは自分が繰り返し犯してきた失敗と正面から向き合うこと」から始まります。所謂、これまでの自分(失敗を繰り返す自分)と決別するために、自分を知り、失敗を認めることから始まる!その方法は、実際の書籍を手に取って確認して頂きたいのですが、シンプルでいて、尚かつ効果がある内容になっています。
目標設定は、上記が完了してから・・・つまり、失敗を繰り返す自分と向き合ってからの作業になるわけです。手順を追って、一つずつ丁寧に説明されていますので、メンタルトレーニングが初めてという方にも、簡単に実践できると思います。