本書は大阪商工会議所主催の「メンタルヘルス・マネジメント」の公式テキスト故に売れるのであるが、説明書きが長く読んでいても要点を得ず、文中に太字や下線を使った強調等の通常のテキストに見られるような工夫等されていないので、普段より本を読む習慣がない人にとっては内容以前に読みにくいと思う。公式テキストで学ぶ人のことを考えれば、もう少し読み手,学習者の視点で要点を得た記述が出来そうな気がする。イメージとしては役所が作る報告書と考えた方がこれから本書購入を考える人にわかるかと思う。
・・・・しかし、公式テキストであるから検定受験を考えている人にとっては避けては通れないのも事実。今回2版では、各種調査の結果の記録と関連法令が最新のものとなり、1版では多かった誤字・脱字等が訂正されている。少し位の訂正であれば、中古で前の版の購入を考えても良いと思うが訂正箇所が多いので、テキストとしては高めだが致し方ない。
本検定主催者、および版元には、今後本検定の過去問の出版を強く求めたい。本テキストだけで学習するのは、初めて学ぶ者にとっては大変至難の業である。
また単に発行するのみならず、ページ数が多いので分冊するとか内容がわかりにくいので、表を使ったりするような改善が次回の版出版には期待したい。