全体的にとてもゆったりとした、そんな心地よさに酔いしれる。
特に爽やかなタイトル曲「メロディ」の終盤のまめぐコーラスにて、
何ともいえない珠玉の透明感を感じる彼女なりのグルーヴ感を生み出したのは、
楽曲を手掛けたROUND TABLEの北川勝利。どこかとてもノスタルジック。
まさに手に触れれば消えてしまいそうな、目に見えない宝物のような、
そんなキラキラした瞬間を柔らかく繰り広げる数分間に時間さえ忘れる。
c/w「夏鳥」こちらも身近な旅情あふれる、懐かしい心の旅路を辿る
ヒロインの眼差しに、同じ景色を見ている気分にさせられる良曲。
3曲目「ナイショのはなし」では一部作詞も手掛け、ふんわりとした
Vocalで夢のような等身大の御伽噺をとりとめなく話しているような、
そんな独特のキュートさが魅力。素直であたたかみのある歌声に癒される。
因みに清水信之、窪田ナミなどベテラン新進作曲家をそれぞれに迎え、
これだけでも彼女の歌の世界のクオリティの高さが如実に伺える。
今回すべて佐藤順一監督OVA『たまゆら』テーマ曲でもあるのだが、
奥行きのあるドラマを感じさせる自然体の楽曲を統一感を持たせて
チョイスした点が秀逸。それが今だからこそ華やぎに満ち満ちた、
中島愛の初アルバム後の最初のマキシであることにも一つの意味を感じる。
早くも次回アルバムの彼女なりの世界観に期待が高まる良質チューン3曲。