いやぁ、これは素晴らしい小説だ。
もっと有名になって、たくさんの人に読んでもらいたい。
化粧品ブースで働くビューティーパートナーが成長していく物語。
本当にこの人は、成長する女性を描くのが上手い。
文章は軽やかで、瑞々しく、そして暖かい。
特に擬態語の使い方が秀逸。
以前、方言を小説で使うには技術がいる、と書きました。
本作品では、作者の出身地である福井弁が多用されますが、全く違和感がありません(今も作者は福井県在住)。
方言で引っかかるところが全く無い。
逆にとても良いアクセントになっています
素晴らしい。
主人公はどこにでもいそうな、二十代前半の女性なのですが、とても魅力的。
他の登場人物たちも、見事にキャラが立っています。
主人公が職場、友人、家族と色々な事で悩みながら、少しずつ成長していきます。
この小説で特徴的なのは、その成長の一場面一場面で、物凄い緊張感があるところです。
読んでいて本当にどきどきする。
「あなたはそのままでいいんです」
最高の褒め言葉ですよね。
平凡でも、違っていても、悩んでいても、とにかくそのままでいいんです。
星五つ。
星五つの上です(笑)。