春樹の影響を強くうけたであろう作者のクソみたいなラブソング。
退屈である。あまりにもナンセンスである。しかし、だからこそ真実がある。
死とはなにか?
それはエルヴィスの二つ目のあごであり、マイケル・ジャクソンであり、私たちがすでに知っている「何か」なのだが、それは本質ではない。
問題はそれを聞いてしまうことだ。
それは鼻くそをほじることと等しい。丸めて小指ではじくことと同じだ。それが前のオヤジのハゲ頭につくことだ。
この小説を読んで得るものは何もないかもしれない。いや、ほとんどの場合そうだろう。
退屈な時間の中、最低のレストランで最低の安物ワインを飲み最低の会話を続ける。ずっとだ。決まりきった顔。冷めた料理。下卑た笑い。
見たくもない三流映画を、身体を縛り付けられたまま目を強引に見開かされ鑑賞しなければならず、死ぬまで決して逃れることができない。
それはきっと人生だ。