メレ子さんのブログは、旅に出ない私にも、日本の広さを教えてくださいました。
距離の大きさではなく、「そこでしか見られない」もの・風景がもたらしてきた広さ。
内容はブログのほうが豊富なので、書籍化自体無理があったかも知れませんが
こんな旅の見方もあると知って頂けるのなら、価値は大いにあると思います。
旅ネタの割にブラックな文章も健在で、阿蘇の火山噴火口の近くの警告文には「何かあったら最期なんだろうなという感じがビンビンに伝わってくる」。
そして、角を切られた奈良の鹿さんの叫び「おのれらの家にしのびこんで黒コショウのビンにオシロイバナの種をつめかえたる!神罰じゃー」…もうもう最高。
私もこんな文章がさりげなく書けるような、もっといい人間になりたいもんです。
まぁそれはさておき、メレ子さんのお人柄が一番よく出ているのは、やはりわさお君と動物たちに対する心配りでした。
例え一過性のブームの中であっても、わさお君はれっきとした生き物なのであって、その生き物の生命に対する敬意がきちんと表れていることに
最後には胸を打たれる。
そういった本なのだと思います。
メレ子さん、どうぞこれからも素晴らしい旅を。