ミステリではなく純文学。すったもんだに迷走する大走査線・・・とあるが、参考人達が色々と事情を抱えていて参考人に関わる情報を深く掘り下げて行くと問題になっている事件とは別な事情を掘っていた・・・と云うのは現実の捜査などでもよくある話だろう。
混沌の原因は著者が混乱を煽る様な描写をしはているからで、このストーリーと設定を普通のミステリ作家に書かせれば普通のミステリになってしまうだろう。だが、この著者は「普通」では無かった。ごく当たり前の事柄を描写するにも、この人の文章は笑いを捻り出し、全ての物事をドタバタにしてしまうのだ。
最後に・・・この作品はミステリを楽しみたい人にはお勧め出来ない。下手をすると怒る人も出て来るだろうから。