1977年、ドイツにおけるナチスの戦争犯罪の時効をねらい打ちするかのうように作られそして時効廃止に持ち込んだといってもいい、記念すべきTV映画です。
「ホロコースト」という単語が一般的になったのはこの作品が嚆矢であり、作品の強い影響力が感じられます。シンドラーのリストのようなちゃらい映画よりはるかに内容がありますので、関心のある方は是非見てください。私はVHSテープ版を持っておりますが、DVDとして発売されるのでさっそく予約しました。
ドラマにおける様々な場面は、実際に起きた現場、事件をモデルにしており、歴史を調べて、
「あの場面」はこれをモチーフにしているんだな、と理解を深めるのも一考です。
シンドラーのような立場の人物も出てきます。
全4話約8時間の構成ですが、間延びするわけでもなく、ホロコーストの主要な出来事を網羅しており、
一連の流れを理解することができます。
問題点を上げるとすれば、フォローもなくリトアニア人を悪者扱いしたままの場面があるところでしょうか。
それといわゆる機能派や「超機能派」を全く無視して、意図派のシナリオで構成しているところだと思います。
機能派に関心のある方はゲッツ・アリー「最終解決」をお読みください。
↑は届く前のレビューです。
届いてみた感想↓
作品が再編集されて一部削られてる。これはいかん 星一つ下げた4つ
4話構成が無理矢理DVD5枚に分割されてる。
作品を削るってどうなの?40分くらい削られてる がっかり VHS版持っておいてよかった
SS幹部のキャラクターは顔の形、性格といい実在人物の特徴を非常によくとらえています。
ハイドリヒアイヒマンヒムラーヘスブローベルネーベ、みんな素晴らしく似ています。
もちろん出てくるユダヤ人たちも。
そして一番重要なのは「ホロコースト」がなぜこれだけ短期間に600万も大量虐殺できたのかがはっきり指摘されているところです。
それは「ユダヤ人の協力」です。
特にユダヤ人には極めて残酷な現実をこの作品は突きつけています。
一度作品を見終わったあと
http://en.wikipedia.org/wiki/Holocaust_(TV_miniseries)
アメリカのwikiを見て、あるいは歴史を調べて(たとえばなぜヒムラーが養鶏業者と皮肉を言われるのかなど)
もう一度見ることをおすすめします。