深い哀愁感や叙情詩的な曲が独特の世界観であるGARNET CROWが「Smiley Nation」や「live〜When You Are Near!〜」の明るめな楽曲をアルバムの始めに据えたのも、今の日本を元気づける意味でもあると私は感じました。
楽曲面で今までと大きく異なる方向性を感じる曲は「Misty Mystery」や「ロンリーナイト」。どちらの曲もデジタルテイストが強い曲調で個人的には、こういった楽曲も好きである反面、GARNET CROWでこの手の音や曲はしなくても良いのでは?とも思いました。予想外でしたので、嬉しくもあり複雑でもあります。
「創世記 I 」の日常的な部分と非日常的な歌詞も味がありますね。アルバムタイトル曲でもある「メモリーズ」は想いや情景も感じる歌詞に爽やかな楽曲も私は好きです。
しかし、一方では昔からのGARNET CROWと感じる「静寂のconcerto」や「Blue Regret」と言った曲もあります。更に由利さんが最も今回つくりたかった曲という「英雄」もGARNET CROWならではの曲と思います。
「JUDY」もGARNET CROWらしい曲と思いますがPVと漫画の差が後になって気になりました。調べるとPVを撮影後にPVの監督が漫画の物語を考えたそうなので歌詞のイメージを膨らませた内容となります。視覚的な影響は少なく無いのでそこは慎重にプロモーション展開して欲しい部分ですね。
最後に今回のアルバムは総合的に聴くと曲調の方向性は統一性の無い感じがしますが、各曲として聴くとそれぞれの持ち味も感じられるアルバムと私は思います。長くグループを続けていると音楽性の違いから解散をしてゆくケースもありますが、そう言った意味では各メンバーがやりたい事も相互に取り入れて出来ているのが現在のGARNET CROWであり、今回のアルバムの曲達であるとも感じました。