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メメント・モリ
 
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メメント・モリ [単行本]

藤原 新也
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)

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メメント・モリ メメント・モリ 5つ星のうち 4.8 (37)
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書名の『メメント・モリ』とは、「死を想え」という意味で、ヨーロッパ中世末期にさかんに使われたラテン語の宗教用語だ。この本には、著者の短いコメントが付けられた74枚のオールカラー写真が収められ、生の光景に潜む無限の死の様相が極彩色で提示されている。たとえば、「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」とのコメントがつけられた写真には、荒野に打ち捨てられたヒトの死体を野犬が貪るように食らい、それをカラスが遠巻きにしている光景が写し出されている。また、大河のほとりで遺体の野焼きをしている光景には、「ニンゲンの体の大部分を占める水は、水蒸気となって空に立ち昇る。それは、雨の一部となって誰かの肩に降りかかるかもしれない。何パーセントかの脂肪は土にしたたり、焼け落ちた炭素は土に栄養を与えて、マリーゴールドの花を咲かせ、カリフラワーをそだてるかもしれない」と、少し長めのコメントが付けられている。
もちろん、著者の提示している生と死がヒトに限定されるものではなく、他の生物や山川草木を含む、いわば森羅万象の生死を意味していることは明らかだ。この本に収められたすべての光景とコメントは、私たちの今生の「生」は、生と死が交錯する危ういバランス上で辛うじて生の側に立っているに過ぎないのだ、ということを示唆しているのかもしれない。
著者の藤原新也は1944年生まれ。アジア各地を400日漂白した記録『全東洋街道』で1981年度の毎日文化賞を受賞した。(水戸義継)

内容紹介

■生と死を謳う現代の聖典、メメント・モリ、大刷新!
一瞬で情報の入れ替わるこのむなしい時代を、長きにわたって読みつがれてきたロングセラー。
いま、絶望の時代を生き抜くべく、新たな言葉と写真の牙を研ぎ澄まし、新登場!

衝撃の刊行から25年。多くの才能に影響を与え続けてきたロングセラー作品が、
「21世紀エディション」として生まれ変わりました。カバーデザインを一新。
20点以上の新たな写真とコピー、「銀字印刷」によって綴られた言葉が、新たな歴史を刻みます。

--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 174ページ
  • 出版社: 情報センター出版局; 〔新装版〕版 (1990/05)
  • ISBN-10: 4795810222
  • ISBN-13: 978-4795810228
  • 発売日: 1990/05
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 18,322位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
44 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaorin
形式:単行本
駒ケ根高原美術館(長野県駒ヶ根市)に常設展示された「メメント・モリ」を見て衝撃をうけ、本を購入しました。

個人的なことですが、鬱がひどく死にたいと思う日々を送っている最中の出会いで、ハッと我に返りました。 「死にたいと思う」と「死を想う」は全く別のこと。

藤原さんからのメッセージは【死を想え】。 一生かけても答えはでないかもしれない。その答えを探す旅が「生きること」なのかもしれない・・・

購入を迷っている方は、藤原さんのオフィシャルサイトで公開されている"Memento mori"をご覧になってはいかがでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
藤原新也 2004/3/31
形式:単行本
藤原新也の原点といって過言でないと思う。

彼の存在は Mr.Children の桜井さんのインタビューで知った。
この本はあまりに刺激的すぎる。何と多くのものを忘れていたのかと思った。インドはあまりに近く遠かった。

大切なことを忘れてしまわないように、時たま見直す。
見直すたびに新たな発見がある。

これほど語りかけてくる写真を撮れるのは藤原新也以外にいないんじゃないかと思う。
カメラが目に見えないものをも写すと知ったのは、これらの写真を見たときでした。

このレビューは参考になりましたか?
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「こんなところで死にたいと思わせる風景が、一瞬目の前を過ることがある。」
「その景色を見て、わたしの髑髏(しゃれこうべ)がほほえむのを感じました。」
そんな風景が次々と現れる。あまりの濃密さにページをめくるのに疲れてしまうほどだった。
『インド放浪』『東洋街道』他から選りすぐった写真に藤原氏自らが強烈なメッセージを刻む。
そして最後に藤原氏はこう結ぶ。「読者はわたしの言葉や写真のいくつを感じ、いくつを十分に解釈し、そして、いくつを乗り越えてしまうことができるか。」
この本に出会って15年。真に解釈できた写真は1枚もないのではないかという不安。この本との格闘はまだまだ続くんだと思う。
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新版になって
以前のものに愛着がある人には必要ないかもしれないですが、私は新版の写真と言葉が好きです。... 続きを読む
投稿日: 10日前 投稿者: ponpon
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投稿日: 26日前 投稿者: ninnik amazon
生き抜くための書
刊行27年目にして出会いました。(同い年!!)
これはすごい本だ!... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: Y
瞑想へと、さそう
... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 檀
「死を想え」と語り掛ける、唯一無二の衝撃性&メッセージ性を持つ1冊
... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: マキハラ
衝撃だった。
買ったのは高校生か社会人になり立ての頃。こういうインパクトの本・写真集を見たことは一度もなかったので、それは衝撃だった。ただ気持ちよい、という思いもあったし、この... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: ポチR
最も影響をうけた本のひとつ
... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: K.NAKANO
ニンゲンは犬に食われるほど自由だ。(本文より)
2008年には、改訂増補新版と英語版が出版されるなど、25年のロングセラーとなって読み続けられていることは、写文集としては異例のことである。メメント・モリとは、中... 続きを読む
投稿日: 2010/5/30 投稿者: yumeututu1948
色褪せない名著
青木新門著『納棺夫日記』と並んで、映画「おくりびと」の元になった本だとか。
まあ、そんなことは関係なく、とにかく写真が素晴らしい。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/4 投稿者: ダブルクロス
生死論の古典
... 続きを読む
投稿日: 2010/2/16 投稿者: イッパツマン
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