私はクラシック音楽愛好者だが、大西順子やコルトレーンも聴く。西山の面白いのは、まずリズム。たとえば、第1曲「Flood」は何分の何拍子か分からん。多分ジャズでは普通のリズムなんだろうが、楽譜に記譜すると何分の何拍子になるのだろう?
そして、この人の素晴らしいのは和声的処理が手堅いこと。分かりやすく言って、作曲が上手い。
6曲目のRay Bryantは下手なので、このアルバムはモダンジャズのリスナーには受けないだろう。事実、私の行きつけのジャズ喫茶のマスターに、このアルバムを聴かせたら「引き出しが少ない(フレーズが単調という意味)」と言われヒットしなかった。しかし、私はこのアルバムを非常に気に入ったし、この人は本物だと思う。