ルネサンスやフィレンツェに関する本を読んでみると
メディチ家のことがよく登場するので、2,3の本を読ん
でみたが、本書の存在を知り購入した。
雑誌なので、美術品や建物のカラー写真が美しく大きい
のでよくわかる。また、例えば塩野七生著『わが友マキア
ヴェッリ』の第1巻は、その大部分がメディチ家の話であり、
本書と当然同じ内容の箇所はあるが、そこには書かれて
いない話も本書に多く載っているので興味深く読める。
本書は「ルネサンス 美の遺産を旅する」というテーマ
であるため、画家・彫刻家・建築家とその作品が数多く登場
するが、例えば、作曲家のカッチーニなどもメディチ家の
コジモ一世に引き立てられてフィレンツェで学んだのだが、
そういう音楽家との関わりが載っていないのが残念であった。
とは言え、見ごたえ、読みごたえの十分な一冊である。