日本で食品として売られているハーブの効果を説明した本です。
図入りでわかりやすく、ハーブティーやハーバルバスに関心がある人にお勧めです。
しかし、「検定テキスト」としては疑問があります。
「メディカルハーブの歴史」という章に、「インドでも同様で、紀元前1000年頃にまとめられた伝統医学アユル・ヴェーダの書物『リグ・ヴェーダ』に約1000種類の薬用植物を見ることができます。」という記述があります。
『リグ・ヴェーダ』は、日本語で抄訳がでていますが、宗教的な本であり、伝統医学の本ではありません。
リグ・ヴェーダ讃歌 (岩波文庫)この本の著者は「日本メディカルハーブ協会検定委員会 監修」となっており、実際に誰が文章を書いたのかは記されていません。staffとして、小さく「編集 山路ヨウコ」とありますが、この人が日本メディカルハーブ協会検定委員会の一員なのか、それとも出版社の人間なのかも、判断できません。この時点での、委員会の代表者の名前すらありません。もちろん、参考資料のページもありません。
「食品」として扱われるようなハーブ(カモミールやマテなど)ばかり、扱っているとはいえ、最近できたばかりの団体名しか書いていない「薬草」の本はどうかと思います。