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僕の好きなSFの傑作にガイナックス(エヴァンゲリオンを制作した集団)の『トップをねらえ』という作品があります。めちゃめちゃヲタクなパロディと思いきや、スーパーハードなSFに仕上がったいました。庵野監督の初監督作品ですね。この作品のなかで、アインシュタインの相対性理論が大きなテーマになっています。
いわく、宇宙で光速のスピードの宇宙船の中にいる人と、地球にいる人では時間の流れが違うのです。光速の数秒は、地球での何ヶ月何年にも相当するのです。
この作品は外宇宙で植民活動をし地球圏の停滞した経済の活性化のために働くスペースマンという集団と、地球に残ることを選択した地球人との文化的な対立を扱った設定の中での、一人の少年の成長物語です。
お父さんが外宇宙に出るスペースマンで、お母さんが地球に残った少年を描いた作品です。
そしてなにとりも、よく『全体主義』とかSFで 『全なるもの』とか、いろいろな言い方をする『個と全体の対立』というSFの根源的テーマを、めちゃめちゃよく分からせてくれた作品、という事で僕の記憶に残っています。あーなるほど、エヴァの全体に溶けるって、こーいうことだったのか、と納得したことがあります。栗本さんは、冗長で長い文章を書くといわれますけど、僕は凄く分かりやすくてスっとはいれる天才的小説家だと思います。
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