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メディア論―人間の拡張の諸相
 
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メディア論―人間の拡張の諸相 [単行本]

マーシャル マクルーハン , 栗原 裕 , 河本 仲聖
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

テレビ、ラジオ、広告、自動車など現代の多様なメディアの本質と機能から、文化と社会の変容を探る。エレクトロニクス時代の見取図を示すブリリアントな思考と透徹した洞察力。

登録情報

  • 単行本: 384ページ
  • 出版社: みすず書房 (1987/07)
  • ISBN-10: 4622018977
  • ISBN-13: 978-4622018971
  • 発売日: 1987/07
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By fishpie
 初読はずっと以前。それでもずっと心に残っていました。最近再読。メディアという概念をどう捉えれば良いか、そしてわたしたちがメディアとどう関わっていくべきなのか、この本の「問い」は現代においても色あせていないと思います。
 たとえば、親が子供にTVゲームのやり過ぎを叱るとしたら、それはいちいちゲームの内容について批判を持っているからではないでしょう。TVゲームのTVゲーム性というか、つまるところTVゲームの持っているメディアの「メッセージ」を親は受け取っているわけで、文句を言いたくもなるわけです。あるいは面と向かって頭を下げるのと、Eメールで謝罪のメッセージを送るのでは、フェイスtoフェイスとEメールというメディア性の違いと言うのがあるわけで、もちろん「メッセージ」は全く変わっちゃうわけです、当たり前に。メディアというものの捉え方を、社会や歴史という文脈において考察したり、あるいは人間知覚の拡張としてわたしたちに何を可能たらしめ何を不可能たらしめるのかといったことが、マクルーハン一流のハイパーテキストな感じの文章で描かれています。
 個人的には昨今のメディア論だかメディアリテラシーだかは、どうにも理論寄り・ハイテク寄りすぎで、人間の知覚レベルでの話は置いてけぼりになっている感じを持っています。マクルーハンは「グーテンベルグの銀河系」で活字と話し言葉というメディアの違いを明確に示しました。この本も必携でしょう。しかし死後に刊行され、息子との共著という形になった「メディアの法則」も実際的な形におさめようとしたためか、マクルーハンのエッセンスが抜け落ちてしまっているように思えてなりません。結局、メディア論を学問としてではなく、たとえばギブソンの知覚論とか、シブルブシェやベンヤミンなどの文化史の変奏として読めば実り多いのではないだろうか、などと思いました。
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24 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
メディアを学ぶものにとっては、欠かせぬ人。
この本のテーマは、「メディアとはメッセージ」ということである。
また、メディアは身体の延長としてあるものだとされる。
例えば、新聞というメディアは、自分の表現(知覚)可能性の延長である。
しかし、新聞における表現媒体も、言語というメディアを
使わねばならない。つまりメディアの入れ子である。
iモードによる書評であれば、携帯、インターネット、書籍、言語というメディア
が重層化される。しかし、結局言語でさえも、自己の表現であり、
これがメッセージである。
 と、私は読んだが、誤読かも知れない
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6 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
西村幸祐氏の近著、『メディア症候群』が話題になっています。読んでみると、ただの保守派からの偏向報道批判ではありません。むしろそういう読み解き方で『メディア症候群』を批評をことを批判するラディカルな内容です。そして、そこに収められた西村氏の論文「メディアの自殺―ネット言論の可能性とWEB3.0」でマクルーハンと本書『メディア論―人間の拡張の諸相』を知り、読むことができました。

西村氏は「人間拡張の原理」と書いていたので、参考文献は本書の訳ではない、かなり前のものと思いますが、西村氏の論考にマクルーハンが大きな影響を与えていたことが理解できます。
一読すると内容は驚くばかりで、とても60年代に書かれたものとは思えない現代性に満ちたものでした。なぜ、この種の読み物がもっと脚光を浴びないのか不思議ですが、既得権益の持ち主には危険な書物なのかも知れません。それが確認できたことだけでも天才マクルーハン(西村氏の評価)に感謝し、本書に巡り会うきっかけを作ってくれた西村幸祐氏にお礼を申し上げます。
最後に一言。より廉価な普及版が出版されることを願っています。
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