メディアの持つ影響力というのは、もはや日々情報と共に生きている僕達にとって
全てを認識するなど到底出来ない巨大なものとなっているけれども、そんな中で、
メディアの成立から今日までの歴史を描き、各々のメディアの持つ問題点等にも
言及する本書はこれからメディアを学ぶ社会科学系の専攻の大学生、社会人等幅
広い層に受け入れられそうな一冊。
文字という最もプリミティブなメディアが生まれてから、グーテンベルグの活版
印刷術、電話、ラジオ、テレビ、インターネットが圧倒的な影響力を持つ今日まで
幅広く、様々な角度からその背景を描写していて、どっちかというと教養書的な
書物でもある。
これだけ様々な媒体の中で日々情報の更新が凄まじいスピードで進行する現在、
いかにメディアと付き合うかというメディアリテラシーが重要だけれども、
その辺りの啓蒙的な役割は抑え目でもある。
15章からなる各々のテクストの末尾の参考図書が非常に参考になります。
とりあえずメディアに関心(社会学専攻とか)があるって人にお勧めの一冊。