超有名格闘ゲームシリーズで、大ヒットした「2」のマイナーチェンジ版「ダッシュ」の移植です。「2」よりも人との対戦を重視した仕様で、こちらもヒットしました。
当時カプコンはPCエンジンに参入しておらず他機種版を羨ましく思っていましたが、突如「開発カプコン、販売NEC−HE」という体制で発表があり狂喜乱舞した思い出があります。
本家が開発しただけあって、十分納得できるだけの完成度で発売されました。媒体は20メガビットHuカード。当時すでにCD-ROMが主流になっていたPCエンジン市場でしたが、テンポが重要な業務用からの移植だけにこれは正解だと思います。
グラフィックはやや縦が短く、キャラクターも一回り小さい感じがします。また、キャラクタの影の部分がチラつくことがあります。背景面の枚数の都合上、多重スクロールはすべてカットされており、床のラスタスクロールのみ再現されています。キャラパターンは削られていますが入力タイミングに違和感はなく、ゲーム性は損なわれていません。サウンドはHuカードソフトだけあって他機種版と比較すると寂しいものですが、キャラクタの音声はかなり頑張っておりしっかりと発音されます。
一人でまともに遊ぶためにはソフトの他に6ボタンパッド、満足な対戦環境を整えるにはさらにパッド1つとマルチタップも必要になり、かなり高額な出費が必要でしたが、友達とのアツい対戦がそれ以上のものを与えてくれた作品でした。