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メディアは戦争にどうかかわってきたか 日露戦争から対テロ戦争まで (朝日選書(778))
 
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メディアは戦争にどうかかわってきたか 日露戦争から対テロ戦争まで (朝日選書(778)) [単行本]

木下 和寛
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

報道の威力を軽視して、勝ったはずの日露戦争の講和交渉で大幅な譲歩を強いられ、湾岸戦争では巨額の拠出金を無視された情報後進国、日本。ラジオを駆使した第二次世界大戦の熾烈な宣伝戦。ベトナム戦争で苦汁をなめた米国が編み出した巧みなメディアコントロール……日露戦争から対テロ戦争まで、この100年間に起きたおもな戦争を網羅、国家とメディアの激しいせめぎあいを精緻な分析でスリリングに描く。

内容(「BOOK」データベースより)

大勝利に終わったはずの日露戦争の講和会議で、報道の力を軽視したつけがまわり、大幅な譲歩を強いられた日本。第二次世界大戦での「新兵器」ラジオを駆使したルーズベルト対ゲッベルスの熾烈なプロパガンダ戦。「テレビの戦争」といわれたベトナム戦争で苦汁をなめたアメリカが、英国のフォークランド紛争での記者対応を参考にして編み出した巧妙なメディアコントロール。湾岸戦争の多国籍軍への巨額の拠出金をあっさりと無視された日本の今なお貧弱な情報発信力…ほかに第一次世界大戦、朝鮮戦争、ボスニア・コソボ紛争、イラク戦争など、この100年間に起きたおもな戦争・紛争を網羅し、戦時におけるメディアの威力と、それを利用しようとする国家の戦略を精緻に検証、ジャーナリズムのあり方を鋭く問う。

登録情報

  • 単行本: 359ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2005/6/10)
  • ISBN-10: 4022598786
  • ISBN-13: 978-4022598783
  • 発売日: 2005/6/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
メディアと伝達技術の発展を横軸に、その時代における権力が、いかにメディアを操ってきたのか、いかに世論を操作しようとしてきたのかがわかる労作である。日本は政府と軍部が徹底的にメディアを規制、弾圧したのに対して、欧米はメディアが作り出す世論を操作しようとしてきた様子がわかる。特に米国は、合衆国憲法修正第1条の「表現の自由」を守りながらも、徹底的にメディアコントロールを行って、戦争や政局を有利な方向に持って行こうとしてきた歴史がわかる。
日本は戦前は、メディア自体を軽視して、小村寿太郎がマスコミ対応を誤って、米国世論がロシア側についてしまった経緯なども記されていて興味深い。

ただ、2点ほど不満がある。それは、現代においては、新聞は冷静なメディアで、テレビは煽られやすいメディアであるとする視点。メディアの特性から、そうであることは否めないが、新聞が煽って来た時代があること、テレビ局スタッフは新聞を参考にしていることも忘れてはならない。

さらに2次資料、3次資料のレビューの解釈がほとんどで、歴史学的な新しい発見がないこと。どちらかというと、文献的な概観である。

だからと言って否定するものではない。メディア史、ジャーナリズム史、メディアリテラシーを学ぶものにとっては、良書であることは間違いない。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 琴沙
形式:単行本
 メディアの有り様をまとめているものが何かないかと探して発見した

のがこの本。レビューを読むと、特に最近投稿されたものに関しては、

「小器用さだけ」など、かなり辛らつな言葉でけなされている。

しかし、「教科書になった」と満点の評価をしている人もいる。

評価の良し悪しが激しい。

 そこで、どんなものかと思って実際手にとってみることにした。

 最初は「メディアと戦争」という題材的に、重たく、読みにくいかと

も心配だったのだが、実際に読み始めてみると、まったくそんなことは

なかった。とても丁寧に書かれており、丹念に調べ上げられた色々な

記録からの引用も多い。記憶に新しい同時多発テロやイラク戦争なども

盛り込まれており、昔も今も、いかにメディアが色々なことを左右する

大きな力を持つか、改めて考えさせられる。

 メディア利用に関する様々なかけひきも生々しく書かれている。新聞

に連載されて後に単行本化した「カラシニコフ」を対比に挙げているレ

ビューもあったが、「カラシニコフ」のように、エッセイに近いルポタ

ージュとは異なる立場で、具体的な記録を裏付け資料として客観的に書

かれているメディア論であるため、非常に説得力がありわかりやすい。

次々と興味深く読み進められる。

 メディアによって変化する情勢。メディアがもたらす情報によって、

人々がコントロールされてしまう事実は脅威である。本著はそのことに

対し、マスメディア関係者に対して、より公正な報道をと、警鐘を鳴ら

しているようにも思える。

 メディア史としてはもちろんのこと、近代の戦争史としても、様々な

見地から読むことができるので、勉強になる。私には確かに「教科書」

「教養書」として最適だった。関係者の間では「専門書」という扱いに

なるだろうが、メディア関係以外の人や学生にも、「教養書」としてお

すすめできる1冊であると思う。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yume
形式:単行本
 戦争を縦軸に巨視的、有機的に対象に迫り、ジャーナリズムと国家権力のあり方を検証している。私たちにとってマスメディアとは何なのか、ということにも貴重な示唆を与えてくれる。
 ジャーナリストを志す学生にも、企業やお役所の広報担当者にも参考になる1冊だと思う。
私には面白く読めたし勉強になった。購読して良かったと思う。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
重大な欠落
 この本は日露戦争から、現代のテロまで一見、要領よく述べているようにみえる。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/11 投稿者: 光太郎
発見無しの著
 ハルバースタム、アーネット、ウッドワードらの歴史的な名著をつまみぐいした過ぎない貧しい内容である。日露戦争の著述から、既視観を感じた。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/25
私の教科書となった本。
この本は、優れた学術書であると言える。戦争とメディアの関係について、あまり知識がない人、またそれなりに知識をもっている人のいずれにとっても、得るものが大きい書物だ... 続きを読む
投稿日: 2005/7/10 投稿者: "go-one"
私の教科書となった本。
この本は、優れた学術書であると言える。戦争とメディアの関係について、あまり知識がない人、またそれなりに知識をもっている人のいずれにとっても、得るものが大きい書物だ... 続きを読む
投稿日: 2005/7/10 投稿者: "go-one"
報道が常に正しい訳ではないと教える本
メディアが戦争をどのように報道してきたか、そしてどう利用されてきたのかを丹念に描いた本。... 続きを読む
投稿日: 2005/7/10 投稿者: "nao0412nao1172"
ジャーナリズムと報道を読み解く目
 長く安全保障・軍事分野の取材、メディア部門を担当してきた専門家らしい1冊だ。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/30 投稿者: Nishiki
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