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フジサンケイの支配者は、創立者・鹿内信隆、二代目・鹿内春雄、そして娘婿・宏明の鹿内家三代と入れ替わったのち、日枝が謀議を巡らしクーデターによってそれを追い出した。日枝は、新たな支配者として君臨した。
しかし鹿内一族は、グループ支配のカギとなるニッポン放送株を容易に手放そうとはしなかった。「乗っ取り屋」日枝は、鹿内家の影響力を排除するため株式の上場に走ったが、それが自らを地位を危うくすることになるとは想像もしていなかった――。
15年に及ぶ信じがたいほどの取材量によって、フジサンケイグループの暗部を余すところなく明らかにする。
鹿内家の内部文書、多くのフジテレビ、ニッポン放送、産経新聞社員の証言によって、知られざるメディアの裏面がはじめて説き起こされる。
戦中・戦後の混乱を生き抜き、梟のように奸智に長けた創始者・信隆。
プリンスとして育てられ、数々の結婚、離婚を繰り返し、現在のフジテレビの基礎を作った夭折の天才・春雄。
エリート銀行マンから春雄の死によって唐突に後継者に指名され、奮闘むなしく日枝に追い落とされた娘婿・宏明。
そして巧みな根回しと戦略によって現在のグループを率いる日枝久。
「支配者」たちの歴史は、そのままこの特異なメディアグループの歴史でもある。
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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
NHKの大河の原作にも使えそう,
By タ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: メディアの支配者(上) (講談社文庫) (文庫)
結構厚い本ですが、小説のように読みふけってしまいました。内容はそのまま鹿内家の3代記です。 ただ、あまりにたくさんの登場人物が出てくるため、 たまに忘れてしまい前に戻ったりして 思い出したりしなくてはなりませんでしたが。。 新聞社やテレビの見方がちょっと変わってしまいました。 めちゃイケで気さくなおじさんに見えた日枝社長(当時)は、 こんなことしたのか.. それに、 堀江貴文氏はよくこんな地雷源に飛び込んだな、 と感心(?)してしまいました。
33 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
驚嘆しました,
By
レビュー対象商品: メディアの支配者 上 (単行本)
私も産経新聞の一員でした。登場人物については、イニシアルでしか出てこない人を 含めて馴染みの人ばかりです。それにしても筆者のフジサンケイグループをみつめる視線の確かさに感嘆しました。特に鹿内信隆、 春雄の本質について正確にとらえているのに感嘆しました。 さあ、これで産経やフジにどのような反応が出てくるか楽しみです。 まさか、無視するなんてことは許されないでしょう。
18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
メディアの正体!,
By メディアの不信者 (首都圏) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: メディアの支配者(上) (講談社文庫) (文庫)
この書は、マスメディアの正体が、経営トップによる私益の追求にあることを教えてくれる。フジサンケイグループの本質を、さらに詳しく知るには、フジサンケイグループの論説委員で、不当解雇されて闘い続けている、松沢弘の「フジサンケイ帝国の内乱」(社会評論社)がおススメだ。
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