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フジサンケイの支配者は、創立者・鹿内信隆、二代目・鹿内春雄、そして娘婿・宏明の鹿内家三代と入れ替わったのち、日枝が謀議を巡らしクーデターによってそれを追い出した。日枝は、新たな支配者として君臨した。
しかし鹿内一族は、グループ支配のカギとなるニッポン放送株を容易に手放そうとはしなかった。「乗っ取り屋」日枝は、鹿内家の影響力を排除するため株式の上場に走ったが、それが自らを地位を危うくすることになるとは想像もしていなかった――。
15年に及ぶ信じがたいほどの取材量によって、フジサンケイグループの暗部を余すところなく明らかにする。
鹿内家の内部文書、多くのフジテレビ、ニッポン放送、産経新聞社員の証言によって、知られざるメディアの裏面がはじめて説き起こされる。
戦中・戦後の混乱を生き抜き、梟のように奸智に長けた創始者・信隆。
プリンスとして育てられ、数々の結婚、離婚を繰り返し、現在のフジテレビの基礎を作った夭折の天才・春雄。
エリート銀行マンから春雄の死によって唐突に後継者に指名され、奮闘むなしく日枝に追い落とされた娘婿・宏明。
そして巧みな根回しと戦略によって現在のグループを率いる日枝久。
「支配者」たちの歴史は、そのままこの特異なメディアグループの歴史でもある。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
衝撃的の一言に尽きる,
By ゲートキーパー (日本) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: メディアの支配者 下 (単行本)
この本ではフジサンケイグループのお台場プロジェクト絡みで政治家に対し工作を行っていたことが暴露されている。特に当時東京都知事だった鈴木俊一に闇献金を行っていたという事実には衝撃を受けた。今やマスコミの不祥事は日常茶飯事と化しているが、マスコミが政治家に対し贈賄工作を行っていたという話は聞いたことが無い。その他にも衝撃的な内容が数多くあるが日本のマスコミ腐敗構造の一角を見てしまった気がする本だった。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
そして下巻で闇を抉る,
By
レビュー対象商品: メディアの支配者 下 (単行本)
上巻にも衝撃的なエピソードが満載でした。しかし、それはまだ序盤に過ぎなかったのです。 元々、財界の為に財界が作ったニッポン放送と フジテレビ。 それを如何にして私物化(鹿内家の物にしたか) その手口&錬金術が明かされます。 その上、同グループの価値を上げるために 言い換えると鹿内家の地位を盤石化するために 会社だけで無く、内外の政財界は言うに及ばず 果ては皇族までをも巻き込んでいった、その 飽くなき貪欲さが数多くのエピソードともに 描かれています。 ・何故、美術館が金の卵になったのか? これにより鹿内家はグループ全体を掌握出来た。 ・産経新聞への不明朗な資金環流 グループの主要幹部はそれが違法と言うことも 知っていた ・身内の不祥事に甘い 他人の不祥事には厳しいが、自分の所については 公表だけではなく、告訴すらしない。 ・メディアだって政界と癒着 な、何と鈴木元都知事に裏金を渡していた、と。 そこには目を覆いたくなる事実がありました。 「第4の権力」と言われるメディア、それも 同グループはテレビ・ラジオ・新聞・出版・音楽& 映像ソフト、と全てのメディアに進出しています。 にも関わらず内情は不正だらけ。 されど彼らは今も「公器」を名乗るのです。 残念なのは当事者の−それも重要な−一人で ある宏明氏からのコメントが取れてない点です。 本文中には取材をしたか否かすらも書かれて無い。 他の資料で外堀を埋め、城内にも進入したとは 思いますが(宏明氏に関しては)本丸には届いて ない感を受けたのです。 それでも(上巻のレビューにも書きましたが) 一級のルポには違いない。 厚いですが読む価値有りです。 附:この本はフジと仲が悪い講談社から発売された 点もメディア同士の関係を見る中で重要かな、と も思う。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
内容濃いです,
By jun "jun" (大阪府八尾市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: メディアの支配者 下 (単行本)
話題はフジサンケイグループ内の絶対権力に対するクーデターがメイン。主要な登場人物の生い立ちなど非常に細かく取材された内容です。 上巻からぜひお読みください。 メディアの支配者 上
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