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メディアに心を蝕まれる子どもたち (角川SSC新書)
 
 

メディアに心を蝕まれる子どもたち (角川SSC新書) [新書]

有田 芳生
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

深刻なイジメやあいつぐ少年事件。その背景には、過去10年余りの間に、劇的に発展したメディアの影響があった。オウム真理教による一連の事件が人々の記憶から風化していくなかで、当時繰り返し流されたニュース映像を見続けた子どもたちの心は、大人が気づかない間に蝕まれていた。インターネットや携帯電話など、個人に向けて発信されるメディアからの情報が氾濫する現代、親はわが子をどう守っていけばいいのか?TVでは言えなかったメディアの危険性に対する警告。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

有田 芳生
1952年、京都府生まれ。出版社勤務を経て、フリーとなり、「朝日ジャーナル」で霊感商法批判キャンペーンに参加。「週刊文春」などで統一教会報道。都はるみ、テレサ・テンなどの人物ノンフィクションを執筆。テレビ番組のコメンテーターを続けた後、2007年の参議院選挙では新党日本から立候補する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 187ページ
  • 出版社: 角川SSコミュニケーションズ (2008/03)
  • ISBN-10: 4827550328
  • ISBN-13: 978-4827550320
  • 発売日: 2008/03
  • 商品の寸法: 17.6 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 非常に疑問の残る内容, 2009/9/24
By 
たこやき21 (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: メディアに心を蝕まれる子どもたち (角川SSC新書) (新書)
統一協会、オウム真理教など、新興宗教団体の問題について詳しい著者だけに、オウム真理教幹部の話を綴った第5章などは読み応えがある。
しかし、全体を通しての論旨には疑問を感じる部分が非常に多い。

著者によれば、1995年のオウム真理教事件報道以降、その事件が青少年の心に強く刻まれ、そして、犯罪の凶悪化が進んだという。さらに、岩佐京子氏、片岡直樹氏らの説を引いて、テレビそのものが子供の言葉遅れなど、自閉症のような状況を作り出す、ということを述べる。

しかし、この内容は非常に疑問が残る。
まず、犯罪の凶悪化そのものが大いに疑問である、という点である。
著者は、何の論拠もなく凶悪化と述べ、オウム事件と神戸の酒鬼薔薇事件などの「共通点」を示していくが、それが本当に両者のみの「共通点」であるという根拠がないし、何よりも、少年よる殺人事件の減少という事実を完全に無視している。
無論、ある事件が個別の事件に影響を与える可能性が0である、とは言わないにせよ、それを青少年全体に広げるのは明らかに無理があるし、また、前提となる「質の変化」なども、『戦前の少年犯罪』(菅賀江留郎著)など、古い時代の犯罪の様子を綴った書を見ると疑問がわいてくる。

読んでいて感じるのは、専門家の意見などではなく、ひたすらに著者の一方的な思い込みが綴られているだけ、ということである。
テレビなどの報道が、子供の心に影響を与え、それで犯罪が凶悪化した。これについて、心理学者や精神科医などに取材をして、というわけではない。ただ、著者が「思っただけ」で「そうなる」と綴られているに過ぎない。
また、論拠を示した数少ない例である岩佐京子氏、片岡直樹氏らの「テレビを見ると自閉症のような状況になる」というのは、日本自閉症協会などから厳しい批判がされる説である。論拠、そして、それに反論・批判があることを示すべきではないのだろうか?

そして、それらを総合して感じたのは、著者の態度への疑問である。
著者は、テレビの報道などが、子供を凶悪犯罪に駆り立てる、という。しかし、そんな著者は、オウム事件以降、10年以上にわたって、そのような報道を続けるワイドショーに出演し続けたのである。
著者の言う内容そのものへの疑問。そして、その論と行動の不一致。
著者に対する疑念は尽きない。
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 メディアの功罪。, 2008/3/23
レビュー対象商品: メディアに心を蝕まれる子どもたち (角川SSC新書) (新書)
本書では「ザ・ワイド」で長年にわたってコメンテーターを務めた著者が主にテレビやインターネットの危険性を指摘しています。

前半では数々の事例を提示して子供におけるテレビの危険性を、後半では五十嵐茂氏との対談形式でインターネットのコミュニケーションについて語ります。

特に印象的だったのは、幼児期の子供たちの「経験なき知識」が肥大化していくというくだりです。

まだ善悪の判断も出来ない幼児が、一方的に垂れ流される情報を「真実」として受け入れていく様は想像しただけでも鳥肌が立ちますが、現実問題として今起きていることだと実感させられます。

また、連日のように報道される残虐な事件が、まるでそれ(殺人)が当たり前のことのようになってしまって、殺人を肯定することに繋がるというのも、ただただ恐ろしいばかりです。

僕達大人が子供たちのメディアへの接し方を考えなければいけないのはもちろんですが、発信者であるメディア側にもそれなりの責任があるのだと感じました。

子を持つ親御さんには是非一度目を通していただきたい書です。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 現状を書き連ねただけの本, 2011/5/12
レビュー対象商品: メディアに心を蝕まれる子どもたち (角川SSC新書) (新書)
タイトルにある通り、確かにメディアによって子ども達が傷つけられている、子ども達に害悪が及んでいるという現状や危険性を詳細に読者に伝えています。
ですが、結局我々にその現状を伝えているだけで、筆者自身が考える明確な対策などは皆無に等しいです。
タイトルから、小学校や中学校からの情報リテラシー教育の義務化などといった、教育の面から現状を変えていく建設的な提案などを期待していましたが、どうも期待はずれだったようです。
また、インターネットメディアに対しても非常に批判的というか、凝り固まった考えがあるように思えます。
特に印象的だったのが「2ちゃんねるは常識的な大人では理解できないルールが〜」という一文。
「郷に入りては郷に従え」というのがインターネットを利用する際の大原則だと思うのですが、Web 1.0時代よりWebを大いに利用してきたと仰ってる方々の言葉とは到底思えませんでした。
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