こんなに読み応えのない本に出会ったのは久しぶりだ。残念ながら,そうとしか言いようがない。「シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略/レイチェル・ボッツマン, ルー・ロジャース」と「キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる/佐々木 俊尚」を読んだなら,この本は読む必要はない。この本の内容は,あまりにも薄すぎる。具体的な例が数多く出ているが,どれも米国での例なので,日本人の私から見ると,いまいちピンと来ない。しかも,著者が「これからはMeshの時代」と盛んに言っているが,著者のMeshに対する深い考察が,どこにも書かれていない。要するに,インターネットが今後益々普及し,ネットとリアルが密接に繋がるようになり,物を所有するのではなくシェアする時代が来ると言いたいようだが,それを理解するだけのために,この本を読む価値があるのかと言わざるを得ない。正直に言って,単に時代の流れに便乗して書かれたという風にしか感じられなかった。残念だが。
だから,他の方がこの本に対して良い評価をしていることがとても疑問だ。もちろん,これは私の個人的見解であるので,私の意見に疑問がある方は,是非実際に読んで確かめてみて欲しい。